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岩手県立図書館で「集密書庫」開放デー 移転20年で初、特殊文庫の解説も

約50万冊の資料が保管されている集密書庫。当日は自由に見学できる

約50万冊の資料が保管されている集密書庫。当日は自由に見学できる

 岩手県立図書館移転開館20周年イベント「集密書庫特別開放デー」が8月10日・11日に行われる。

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 同館は2006(平成18)年に「いわて県民情報交流センター アイーナ(現・キオクシア アイーナ)」(盛岡市盛岡駅西通1)内に移転。今年は移転開館20周年を記念し、さまざまな催しを行っている。その一つとして、普段は職員しか入れない「集密書庫」を見学できるイベントを企画した。

 同館の蔵書数は約86万冊で、。利用者が閲覧・貸し出しできる開架書架に並んでいるのは約14万冊で、残りは複数の書庫に保管されている。集密書庫には、主に古い資料や視聴覚資料、郷土資料、岩手県ゆかりの人物から寄贈を受けた「特殊文庫」など約50万冊がある。これまで図書館見学ツアーのルートとして集密書庫を短時間で紹介することはあったが、同書庫だけを見学するイベントは20年の中で初めてだという。

 担当者の岩持河奈子さんは「職員にとっては普段から仕事で使っている日常の場所、利用者の皆さんにとっては非日常。見てみたいという要望も度々ある」、渡美和子さんは「県立図書館の役割の一つとして、古い資料を後世に残すことがある。集密書庫を見てもらうことで、県立図書館の機能や役割についても知ってもらいたい」と話す。

 特別開放デーでは、職員が集密書庫の役割や電動開閉式の棚などについて説明し、書庫内の特殊文庫を紹介する。その後、参加者が書庫内を自由に見学したり、資料を探したりする時間を設ける。選んだ資料は見学後の貸し出しや閲覧が可能。特殊文庫のミニ解説では、特別な資料の公開も予定している。

 集密書庫の棚には「日本十進分類法」という数字を使った図書の分類法の番号が振られ、職員はその番号を見て資料を探している。書庫を見学するヒントとして参加者には分類について説明した簡単な表を配布する。

 岩持さんは「特殊文庫は、寄贈した人の人柄が見えてくるのも面白いポイント。なかなか一度に全部を見てもらうことがないので、この機会にじっくり特殊文庫を見てもらえれば」、渡さんは「普段皆さんが利用している本棚以外にも、たくさんの本があることを知ってほしい。こんな本があるんだと宝探しのような発見をしてもらいたい」と話す。

 開始時間は両日10時30分と13時30分。各回1時間程度。定員は各回10人。同館カウンターと電話で参加申し込みを受け付ける。10日10時30分の回は受け付け終了。

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