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盛岡市役所に「AI市長アバター」が登場 窓口案内の実証実験

市役所で対応する住民票の手続きについて案内する「AI市長アバター」

市役所で対応する住民票の手続きについて案内する「AI市長アバター」

 生成AIを活用して市役所の窓口案内などを行う「AI市長アバター」の窓口案内実証実験が現在、盛岡市役所本庁舎1階で行われている。

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 同実験は、行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める一環として、生成AIの開発などを手がける愛知県と宮城県の企業と実施する。AIを活用した市民サービスの向上や業務の効率化について検討する中、他の自治体でも実証実験が行われている対話型の生成AIを活用した窓口案内に着目したという。

 今回の実験の目的は、市役所を訪れた人への初期案内を自動化することによる業務効率化やサービスの向上、多言語対応機能による外国人住民への活用などの実現可能性を検証すること。生成AIには市のホームページから得られる情報を事前に学習させ、市役所で対応するさまざまな手続きや、庁舎の案内、観光情報などについて利用者の質問に答える。

 実験用の端末は本庁舎1階エレベーターホールに設置。モニター内には内館茂市長の姿を模した「AI市長アバター」が映し出され、案内役を務める。AI市長アバターは、内舘市長の写真を基に、親しみやすいキャラクターにデザイン。日本語のほか、英語と中国語にも対応し、日本語音声は内館市長の声を基に作成されている。担当者のデジタル推進事務局長・吉田央さんは「市役所の顔といえば、やはり市長。市民の皆さんもよく知っている顔がエントランスにいると親しみを持ってもらえるのではないかと思った」と話す。

 利用者がマイクボタンを押してAI市長アバターに話しかけると、学習した内容から音声と文字で回答。「住民票の手続きはどこでできますか」と問いかけると、「本庁舎1階の市民登録課で承ります」と答える。「盛岡の観光情報を教えて」と尋ねると、「中津川の自然、鉈屋町や紺屋町の歴史ある街並みなどをお薦めします」と回答。「市長の好きな食べ物は何」と聞くと、「麺が好きです」と答えた。

 モニターの横にはシールを貼って答える簡易的なアンケートや、詳細なアンケート用の二次元コードを用意。シールアンケートは「アバターの動き」や「回答速度や情報の正確性」などの項目で、「よい」の欄にシールが貼られている。「利用者の反応が良く、先端技術が市民サービスに活用できることを実感している」と吉田さん。「実験なのでまずは気軽に使ってもらい、アンケートに協力してもらいたい。実験の結果を参考に、今後の生成AIの活用や業務の効率化、市民サービスの利便性向上を検討していく」と話す。

 実験は11月末まで。

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