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雫石の小学生が今年もヘーゼルナッツ収穫 いつか故郷を懐かしむきっかけに

子どもたちはたくさんのヘーゼルナッツを収穫してにっこり

子どもたちはたくさんのヘーゼルナッツを収穫してにっこり

 御所小学校(雫石町)の児童が9月1日、学校近隣の畑でヘーゼルナッツの収穫を体験した。

児童が収穫した実を抱える内澤さん。「楽しんで収穫してもらえて良かった」と話す

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 収穫体験を企画したのは、盛岡市や雫石町の畑でヘーゼルナッツの栽培に取り組む内澤啓太さん。同校近くの畑で栽培を始めた際、「せっかく近くに小学校があるなら、一緒に何かできないか」と考え、地域社会とのつながりを深めることなどを目的に、2025年から同校の児童とヘーゼルナッツの植樹や収穫体験を行っている。今年は3年生が4月にヘーゼルナッツを植樹した。

 収穫体験当日は3年生14人が内澤さんの畑を訪れ、4月に植樹した苗木を観察。児童らは自分が植えた木を見て「植えた時より大きくなっている」「花が付いている」と驚いた様子だった。中には5月の遅霜の影響を受けて葉が落ちてしまった苗木もあり、内澤さんが「来年の春にまた葉が出てくる可能性がある」と説明すると、児童は「葉が出てくるように」と優しく苗木に声をかけた。

 収穫体験は2022年と2023年に植えた木がある畑で行った。ヘーゼルナッツの実は8月下旬から9月上旬にかけて大きくなり、重さによって地面に落ちた実を収穫する。昨年は厳しい暑さや少雨の影響で実の落下が早かったが、今年は暑さも降雨量も程よく、8月下旬に実が落ち始め、9月上旬から収穫が始められる状態になった。収穫量も昨年より増加すると見込んでいる。内澤さんは「教科書通りの生育状況と言える。実の数も昨年より増えている」と話す。

 児童らは収穫方法の説明を受けた後、一斉に木の下にしゃがみこんで実を探し始めた。両手や上着のポケットがいっぱいになるまで収穫した児童らは「楽しい」「実がドングリに似ている」「思ったよりたくさん落ちていた」と笑顔を見せた。

 収穫体験後、内澤さんから「ヘーゼルナッツの実が今の状態では食べられない」と説明を受けると、児童らは少ししょんぼりした表情に。内澤さんが「1、2週間乾燥させて、殻をむいて、中身をローストして、食べられるようになったらまた学校に持っていく。次は食べる会。楽しみに待っていて」と話すと、児童らは歓声を上げた。

 内澤さんは「今年も楽しく収穫できて一安心。自分たちの小学校のすぐそばで、どんな活動をしているのか知ってもらいたいという思いで始めた取り組み。例えば、子どもたちが卒業して、20歳になった時、3年生の時に植えた木、収穫した木はどうなっているかなと故郷を思い出し、懐かしむきっかけになれば」と話す。

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