IGRいわて銀河鉄道(盛岡市青山2)が10月3日、台湾の「台湾鉄路」との姉妹鉄道協定締結10周年を記念した「IGR台湾食堂列車」を運行する。
IGRいわて銀河鉄道は2016(平成28)年、相互の友好関係や技術交流、地域間交流などを目的に、県内沿岸地域を運行する「三陸鉄道」と共に、台湾鉄路と姉妹鉄道協定を締結。IGRでは、台湾鉄路の中でも山沿いや内陸部を走り、路線環境が似ている「台中線(通称・山線)」を姉妹路線と位置付け、互いの鉄道観光の促進や交流を行っている。
以前は台湾や岩手を訪れるツアー企画などを相互に行っていたが、新型コロナ禍以降、互いに現地を訪れての交流は難しい状況が続いていた。姉妹鉄道協定の締結から10周年を迎え、7月には台湾鉄路の関係者がIGRを訪問。10周年を機に再び交流を盛り上げようと、記念企画を立ち上げた。
今回は「IGR台湾鉄道列車」と題して、特別な装飾をした車両に乗り、台湾風の弁当とスイーツ、台湾茶を味わう。市内で台湾に関連したイベントや取り組みを行う「盛岡台湾Happy Project」と連携し、同プロジェクトに関わる事業者が企画に協力している。列車は12時20分に盛岡駅を出発。奥中山高原駅で折り返し、14時47分に盛岡駅に到着する。乗客は行きの車内で弁当、帰りの車内でスイーツを楽しむ。
企画担当者は「IGRは通勤や通学で利用する人が多いので、どちらかといえば日常で使うイメージが強く、旅行や食事のイメージはあまりないと思う。小旅行気分で昼食を食べて、非日常な雰囲気も一緒に味わってもらいたい。盛岡と台湾の花蓮市が友好都市だったり、岩手と台湾を結ぶ国際定期便が運行していたりと、市民や県民にとって台湾は身近な国の一つ。台湾でIGRの姉妹鉄道が走っているんだなと、思いをはせるきっかけになれば」と話す。
料金は大人=5,000円、子ども=3,500円。定員は40人。申し込みは銀河鉄道観光のウェブサイトと電話(019-601-9992、平日9時~16時30分)で受け付ける。9月24日締め切り。