「第十回 町家のお化け屋敷2026」が現在、もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町)の浜藤ホールで開催されている。
怖いお化けやちょっとかわいいお化けなどさまざまなお化けが集まるイラスト展
同館のお化け屋敷は、名誉館長で作家の高橋克彦さんの提案により、2014(平成26)年に始まった。昭和時代の昔懐かしいお化け屋敷を再現し、お化けが来場者を追いかける、間近に迫るといった過度な脅かしを避けた程よい怖さが幅広い世代に親しまれ、夏の恒例イベントとなっている。
新型コロナウイルス感染症の影響による休止もあったが、今年で10回目を迎えた。今年のお化け屋敷は全体を7つほどのエリアに分け、墓場エリアからスタートし、鏡のエリアなど薄暗い会場内を懐中電灯の明かりを頼りに進んでいく。エリアに合わせたお化けや妖怪が登場し、来場者を驚かせる。
市内の小中学校が夏休みに入ると朝から子どもたちや親子連れが来場し、驚きの声や悲鳴、笑い声が会場に響いている。「この悲鳴がうれしい。作っている私たちは怖さが分からなくなってくるので、怖いのかどうか心配になることもある」と館長の盛合なおとさん。お化け屋敷から出てきた子どもたちが「大丈夫じゃなかった」「びっくりした」「リタイアしたかった」と感想を言う姿に、盛合さんも満足そうな表情を見せる。
今年は市民と作る取り組みを強化。今年も子どもたちから「町家で会いたいお化け」のイラストを募集し、昨年を上回る40体以上のお化けが集まった。その中から6体がお化け屋敷に登場し、来場者を待ち構えている。イラストはお化け屋敷会場に隣接する「大正蔵」の2階に全作品を展示しているが、どのお化けがお化け屋敷に登場しているかは「入るまでのお楽しみ」だという。
期間中、市民から募集した「不思議な話」を朗読する「怪談むずら 不思議で怖~いお話会」を大正蔵2階で毎日13時30分から開催するほか、8月8日の11時からは「コ・ワ・イ読み聞かせ会」も行う。
お化け屋敷のスタッフからも不思議な話が集まっているという。「誰も入場していないのに子どもの足音がするとか、入場時と退場時で人数が違うグループがあったとか。10回目のお化け屋敷でお化けも盛り上がっているのかも」と盛合さん。「登場するお化けは4月から市民の皆さんと一緒にこつこつ行ってきた力作ぞろい。町家のお化け屋敷と怪談で盛岡の夏をひんやり涼しく楽しんでもらいたい」と呼びかける。
開催時間は、お化け屋敷=10時~17時、お化けイラスト展=9時~19時(いずれも最終入場は終了30分前)。お化け屋敷の料金は一般=800円、高校生以下=500円、未就学児無料。大正蔵2階の催しは無料。8月23日まで。