
株式会社さとゆめ(本社:東京都千代田区、代表取締役:嶋田 俊平)は、地域おこし協力隊の採用から、着任後の定着・活躍、そして任期後までを一続きに伴走する「採用育成支援」を本格始動します。
当社はこれまでも協力隊の採用・活動支援に取り組んできましたが、この度、募集前の戦略策定から任期後までを含む4フェーズ・8項目として体系化し、支援の範囲を広げます。今年度は岩手県紫波町・茨城県桜川市・静岡県袋井市・鳥取県北栄町の4地域・8ミッションの募集を支援。10月8日より、地域と仕事のオンライン説明会「さとゆめミートアップ」も開始します。
背景
地域おこし協力隊に取り組む自治体は1,187団体、制度の対象となる自治体の約8割に達しました(総務省、2026年4月公表)。制度の導入は行き渡りつつあり、現在は制度そのものの幅が広がる段階といえます。2019年度には「おためし地域おこし協力隊」、2021年度には「地域おこし協力隊インターン」が設けられ、それぞれへの参加者数も増加。さらに2026年度からは、活動期間を最長5年まで延長できる特例も加わっています。
当社が目指していることは、採用が決まることではありません。その人が地域で活躍し、任期の先まで続いていくこと。そしてその先で、地域が描いてきた夢が、ひとつずつかたちになっていることです。
当社は、そのためには募集そのものよりも、その前後こそが重要だと考えています。そこで今回、募集前の設計と、選考後の育成までを含む4フェーズ・8項目の支援を、さとゆめの採用育成支援として体系化しました。
採用育成支援の内容(4フェーズ × 8項目)
4つのフェーズと8つの項目は、次のとおりです。

このうち特に重視しているのがフェーズI・IV、なかでも項目1.戦略策定・2.受入体制づくり・7.着任前フォローの3つです。この3つが、採用を「活躍」までつなぎます。
- 1. 戦略策定 ―― ミッションの設計には、人材側の視点と地域側の視点の双方が必要です。人材視点では「何を期待され、3年後に何になれるのか」、地域視点では「その3年で、地域に何が生まれるのか」。この両者の重なりを、自治体の皆さまと一緒に、丁寧に言葉にして、戦略に落とし込みます。
- 2. 受入体制づくり ―― 隊員の力は、迎える地域側の理解があってはじめて活きます。受け入れ担当課のみに閉じず、庁内や住民を含む地域全体で共有し、誰がどう関わるのかを募集の前に整えます。
- 7. 着任前フォロー ―― 地域で活躍するには、地域との関係と、地域で仕事をつくるという学びが重要です。ここで地域の人とつながり、その考え方を学ぶ時間を持つことで、着任後の立ち上がりが変わります。
さらに8.任期後・卒隊支援として、起業・就業・定住といった任期後の進路を、活動中から一緒に考えます。
募集を始める前から、任期を終えたあとまで。これが、さとゆめの採用育成支援の伴走範囲です。
地域と仕事のオンライン説明会「さとゆめミートアップ」 ―― 10月8日スタート

地域での暮らしや仕事の解像度を高めていただき、ミスマッチを防ぐため、地域の人と直接話せる場を設けます。地域で働くことに関心のある方と、人を募集している地域が、オンラインで出会う場です。
冒頭は地域おこし協力隊という制度の基本や地域で働くという選択肢について、当社からお話しします。後半はその地域の担当者が登壇し、仕事の中身と暮らしをご紹介します。質疑と個別相談の時間も設けます。
※毎回19:30~20:30(60分)/オンライン開催/参加無料/申込制
※予定は変更となる場合があります。

お申し込み・詳細は今後こちらのページでご案内します:https://satoyume.com/localwork/
LOCAL LETTER(株式会社WHERE)との共同特集
採用育成支援の項目3.募集設計・媒体の戦略的活用の一環として、記事による発信を組み合わせます。「ふるさとは、自分でつくれる時代になりました」を掲げ、「人と地域の関係性を繋ぐコミュニティメディア」として読者を集めてきた「LOCAL LETTER」を運営する株式会社WHERE(代表取締役:平林 和樹)と連携し、支援する4地域それぞれを取り上げた特集を10月より順次公開。募集要項では書ききれない地域の背景や、そこで暮らす人の言葉を届けます。
LOCAL LETTER:https://localletter.jp/
地域で暮らす人の言葉を引き出してきたWHEREの編集力と、当社が各地で培ってきた採用戦略・着任後までの伴走。両社の強みを持ち寄り、読者の「関わってみたい」を、実際に地域と関わるところまでつなぎます。
今年度支援する4地域・8ミッション
今年度、次の4地域と、この採用育成支援に取り組んでいます。いずれも当社が戦略策定の段階から加わり、ミッションの設計から募集・選考、そして内定後から着任までの伴走までをご一緒しています。「採用の先の活躍まで」をどうつくるか。その答えを、4つの地域とともにかたちにしていきます。
いずれも募集開始は10月、着任は2027年1月から春にかけて順次となる予定です。

※内容は変更となる場合があります。
※募集内容の詳細・応募方法は、各自治体の募集要項の公開にあわせて順次ご案内します。
この取り組みの位置づけ ―― 地域づくりを「人」から考える
地域に必要なのは、移住して根を張る人だけではありません。都市に暮らしながら通う人、仕事を通じて関わる人もまた、地域の未来をつくる担い手です。
当社はこの両方に取り組んでいます。2026年6月に本格始動した人材変革プログラム「SATOBITO」は、企業の人材を地域の現場で育てる、外から関わる人を増やす取り組みです。今回の採用育成支援は、地域の担い手そのものを採り、育て、活かす取り組みです。いずれも地域づくりを「場所」ではなく「人」から考える、「人起点」の取り組みです。
2026年10月27日(火)には、東京にてキックオフイベント「人起点サミット ―― 人がさとをつくり、さとが人をつくる」を開催します(2026年9月15日既報 「「地方創生」の主語を、場所から人へ ―― 行政・企業・地域の実践者6名、「人起点サミット」に登壇」)。
代表取締役 嶋田 俊平 コメント
さとゆめは、地域で事業をつくってきた会社です。ただ、事業が先にあったことは一度もありません。先にいたのは、いつも人でした。その人が何をしたいのか、何ができるのかに伴走するうちに、宿ができ、店ができ、雇用が生まれてきました。
協力隊の採用も同じだと考えています。「この仕事を埋める人がほしい」ではなく、「この人となら、何が始められるか」。人に伴走することが、そのまま地域に伴走することになる。それが、私たちが各地で見てきたことです。
まずは10月から、4つの地域で始まります。岩手県紫波町、茨城県桜川市、静岡県袋井市、鳥取県北栄町。それぞれの地域で、これから来る人と、迎える人が出会います。3年後、その人たちが自分の仕事をつくっていたら、それは「採用がうまくいった」という話ではありません。「ふるさとの夢が、ひとつかたちになっている」ということです。
この4地域との取り組みが、私たちの出発点となります。ここで積み上げたものを、同じ課題に向き合う地域へ届けていきたいと思っています。地域の担い手を、採り、育て、活かす。その一続きの伴走を、これから広げていきます。
会社概要

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社さとゆめ 地域共創本部
TEL:03-5275-5105 / E-mail:satobito_recruit@satoyume.com