盛岡を拠点とするクリエーティブ事務所「ホームシックデザイン」の社員24人による展示「24人展~16,777,215の可能性~」が現在、「Cyg art gallery」(盛岡市菜園1)で開かれている。
同展は、ホームシックデザインの創業20周年を記念した事業の一環。所属するデザイナーやアートディレクターだけではなく、経営を担う役員、経理や労務を担当する社員、同社が運営する「Cyg art gallery」のスタッフを含めた24人がクリエーターとして作品を展示する。
同展を担当する福島茜さんは「ホームシックデザインでは、働くメンバー全員をクリエーターと考えている。それをお見せしましょう、というのが今回の展示。自己紹介のような形で、社員全員のことを紹介する展示ができればと思っていた。仕事の性質上、デザイナーやアートディレクターが注目されがちだが、そうではないメンバーの中にもさまざまな個性や得意分野がある。形やジャンルは問わず、自分には何ができるかを表現してもらった」と話す。
展示作品は実際の仕事に近いイラストやデザイン、自分が学んだ専門分野に関すること、自身の思考や仕事の進め方を形にしたもの、架空の企画書、自分が好きな物など。普段、デザイン業務などに関わらないメンバーの中には、何を展示するか悩む様子も見られたという。今年入社したばかりの新入社員も作品作りに取り組んだ。
福島さんは学芸員資格を持ち、同社に入る前は博物館で働き、展覧会の設計やキュレーション、展示環境の管理が得意分野。同展全体を自身の「作品」として紹介している。「展示空間を作ることも、社員が働きやすいように経理や労務、経営の仕事を担当することも、世の中のことは何でもクリエーティブである」と福島さん。
タイトルの「16,777,215の可能性」は、社員24人の中から1人以上を選んだ場合に生まれる組み合わせの総数となっている。福島さんは「クリエーティブの仕事は、人と関わらないとできない仕事。24人の組み合わせに、展示を見た人が加わると、もっと可能性の数は増えていく。クリエーティブ事務所の中の人って、どんな感じ?デザイナー以外にどんな人がいるの?と興味を持ってもらい、関わってもらうきっかけになれば」と話す。
営業時間は11時~17時。入場無料。10月6日まで。