盛岡のお茶文化を楽しむイベント「茶都もりおか 新茶まつり2026」が6月27日、盛岡市肴町商店街で開かれる。
茶店の運営や茶葉の栽培など「お茶」に関わる若者世代が中心になって立ち上げた同イベント。盛岡では古くから茶道具としての南部鉄器が作られ、江戸時代に茶葉を栽培していたことが由来とされる地名「茶畑」がある。現在も市内では市民向けの茶会が開かれるなど各流派の茶道が盛んに行われ、老舗茶舗のほか、中国茶や紅茶の販売を行う若手事業者もいるなど、「お茶文化」が根付いていることをヒントにした。13日に初開催し、子どもや茶に興味がある人が集まったという。
実行委員会の大石海渡さんは伝統文化に興味があり、知人の勧めをきっかけに茶道を習い始めた。「盛岡に根付いているお茶文化の伝統を守りながら、改めて現代風に盛り上げたい。お茶文化に関わる人の年齢層は高く、新しいことに取り組みづらい側面があるので、茶道やお茶文化は難しいと感じている人に向けて、私のような初級者がハードルを下げる役割ができたら」と話す。
同じく実行委員会の高橋大さんは「昔ながらの文化を受け継ぎながら、新しい人が新しい取り組みをしている。この緩やかで余裕のあるつながりが、『お茶っぽい』なと感じている。今の盛岡は『コーヒーの街』と呼ばれるくらい、コーヒーや喫茶店が根付いているが、その土台にはもしかしたらお茶文化があるかもしれない」と話す。
2回目となる今回は、日本茶を扱う老舗茶舗「繁田園」、紅茶専門店「紅茶の店しゅん」、中国茶・台湾茶専門店「よすがや」、自家焙煎(ばいせん)のほうじ茶を扱う「掬(むす)」などが出店し、茶の販売や試飲を行う。このほか「雪国茶会」による茶会、茶畑地域で茶の生産に取り組む「盛岡茶たかはしのだ」によるワークショップを行う。
大石さんは「集まった皆さんの声を聞きながら、お茶文化を楽しんでもらうのにはこのようなイベントの形がいいのか、別の方法があるのかを考えていきたい。多様なお茶の魅力を味わって」と呼びかける。
開催時間は11時~15時。