市内7会場でイルミネーションを点灯するイベント「もりおかイルミネーションブライト」に合わせて現在、「岩手銀行赤レンガ館」（中ノ橋通1）の丸型郵便ポストがライトアップされている。

温かい色の照明が窓から見える岩手銀行赤レンガ館。輝くポストが遠くからも目立つ

　「岩手銀行」と同行子会社の地域商社で、岩手銀行赤レンガ館」を活用したイベントの主催や地域イベントとの連携で街のにぎわい創出に取り組んできた「manorda（マノルダ）いわて」が企画。同館を所有する「岩手銀行」と連携し館内の夜間点灯も行う。どちらも初の試み。

　注目を集めているのが、赤色のLEDで装飾された丸型郵便ポスト。盛岡中央郵便局によると、ポストに電飾を取り付ける例は全国的にも珍しいという。赤く輝くポストは遠くからもよく目立ち、ポストを入れて記念撮影する姿が見られるほか、SNS上にも光るポストの写真が投稿されている。

　館内の夜間点灯では、営業時間外には消灯する大ホール等の照明を特別に点灯。外側に電飾を取り付けてイルミネーションを点灯するアイデアもあったが、同館の魅力でもあるレトロな外観とオレンジ色の照明を生かし、窓から温かい光が見える景観を外から楽しんでもらえるようにした。雪が降り積もった際には、雪に館内照明が反射する光景も期待されている。

　「イルミネーションブライトは赤レンガ館近くの「もりおか歴史文化館前広場」がメイン会場となっている。「manordaいわて」の担当者は「赤レンガ館や、ポストの姿を楽しんでもらい、盛岡を彩るイルミネーションを街を回遊しながらさまざまな場所で見てもらいたい」と呼びかける。

　点灯時間は17時～22時。2月29日まで。