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IGRいわて銀河鉄道がクリスマスイブに特別列車 冬の楽しい思い出に

奥中山高原駅のイルミネーションの様子。周りに光がなく、美しく見える(IGR提供)

奥中山高原駅のイルミネーションの様子。周りに光がなく、美しく見える(IGR提供)

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 「IGRいわて銀河鉄道」(盛岡市青山2)が12月24日、車内をクリスマスイルミネーションで装飾した特別列車「ぎんが列車~クリスマス号~」を運行する。

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 同社は12月に開業20周年を迎え、今回の特別列車は20周年企画の一環として運行する。岩手県や沿線市町で組織する「いわて銀河鉄道利用促進協議会」の中では、以前から車内をイルミネーションなどで装飾するアイデアが出ていたという。20周年に合わせ「テストケースとして実施してみよう」と企画を立ち上げた。

 「ぎんが列車~クリスマス号~」は、17時55分に盛岡駅を出発し、二戸駅へ向かう。途中、青山・厨川・巣子・滝沢・渋民・好摩・岩手川口・いわて沼宮内・御堂・奥中山高原に停車。奥中山高原から二戸までは車内を消灯し、飾り付けたイルミネーションの光を楽しむことができる。二戸には19時15分到着予定で、その後20時12分に二戸を出発して盛岡へ戻る。

 日常利用をメインとしている同社では、観光を目的とした特別列車の企画自体が珍しいという。企画を担当する伊藤たみ子さんは「いわて銀河鉄道という名前にちなんで、星や光をテーマにした企画ができればという考えは以前からあった。初めての企画で苦労もあったが、ようやく形にできた。途中で車内灯を消すのも、市街地から山中を走るIGRだからできること。保安上の影響もなく、街灯も少ない区間を選んでいる」と話す。

 奥中山高原駅では二戸行きの下り列車のみ、15分程度停車。駅周辺のイルミネーションを楽しめるほか、天気が良ければ星空を観察することもできる。二戸駅ではホットドリンクやクリスマスプレゼントの振る舞い、飲食の販売を行う予定。車内では沿線に関連した景品が当たるビンゴゲームも行う。

 車内装飾やライトアップを行う特別列車は今後も運行。1月には星空をテーマにツアー形式での実施を予定している。

 広報担当の浅井うららさんは「クリスマスや冬休みの思い出づくりに利用してもらいたい。乗車する皆さんが良い子にしていると、当日はサンタクロースが遊びに来てくれるかもしれない。お楽しみに」と呼びかける。
 「ぎんが列車~クリスマス号~」は予約不要、普通運賃で乗車可能。同社が販売するホリデーきっぷや、バースデーきっぷなどの企画きっぷも利用できる。各停車駅への到着・出発時間はウェブサイトに掲載する。問い合わせは同社内の銀河鉄道観光(019-601-9991)まで。

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