「第3回もりねこ写真展」始まる 保護猫のイメージ変えるきっかけに

展示会場の様子。かわいらしいのぼりが目印

展示会場の様子。かわいらしいのぼりが目印

  • 0

  •  

 クロステラス盛岡(盛岡市大通3)シルヴァンプラザで8月24日、「第3回もりねこ写真展」が始まった。

[広告]

 同展は里親募集型の保護猫カフェ「もりねこ」で暮らす猫の写真展。昨年から市の保健所と共催し、保健所や保護動物の現状などを伝える啓発パネルの展示も行っている。今回は「あなたのアタリマエが変わる」をテーマに、保護施設や保健所にある暗いイメージを取り除き、そこで暮らす動物を新しい家族として迎えることを提案する。

 同店店長の工藤幸枝さんは「保健所や保護施設にいる動物というと、薄汚れていて不健康というイメージを持つ人もいる。実際は元気いっぱいの動物が新しい家族を待っている。写真展を通じて皆さんが持つイメージを変え、少しでも動物の幸せにつなげていきたい」と話す。

 展示されている写真は100枚以上。カフェで暮らす猫の日常生活の様子を中心に、同店を「卒業」して新しい家族のもとで暮らす猫の現在を紹介するコーナーも設けた。保健所のパネルでは、施設の現状や動物の引き取り数の推移などを解説。グッズ販売コーナーでは、カフェで取り扱う猫グッズの販売も行う。写真展に合わせて発売したラスク(350円)をはじめ、コーヒーやマスキングテープなどの人気商品が並ぶ。

 28日には、13時から保健所職員による講演会を開く。保護所から動物を迎えることをテーマに、保護動物との接し方や飼うときの注意点などについて話す予定。14時30分からは「ねこについてのお悩み相談会」も実施する。

 工藤さんは「保護施設のこと、そこにいる動物のことを知ってもらい、ペットショップではなく保護施設から家族を迎えることが当たり前になる社会になればうれしい。ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時(グッズ販売は18時まで、最終日は展示・販売とも17時まで)。今月28日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース