盛岡八幡宮(八幡町)で10月29日、国際交流イベント「Make a friendship all over the world～世界中に友情を広げよう！～」が行われた。主催は盛岡青年会議所。

　2014年7月現在、盛岡には1318人の外国人が住んでおり、岩手県内の外国人がどんな考えを持っているのかを知り、お互いの理解を深めようと社会人や学生を対象に開催する同イベント。約120人が参加し、中国、米、アイルランド、チリ、ペルー、ロシア、フィリピンなど9カ国20人の外国人が集まった。

　お互いの「考え方」の違いを知ろうと議題に沿って意見を出し合うグループディスカッションが行われ、物事を何かに関連付けて考える日本人と物事をそのままの状態で考える外国人の感じ方や思考の違いを学んだ。外国人参加者の出身国のふるさと自慢を聞き、各国の様子をグループごとに発表。「食べ物や習慣などの違いに新しい発見がある」と会場からは歓声が上がった。

　中国出身で岩手大学交換留学生の楊娟（ようけん）さんは「いろいろな人と交流したいと思って参加した。皆の考えが文化とか地域によって違うのが面白い。こういう活動があって良かった」と話していた。