盛岡の醤油店がエゴマを使った「エゴマスタード」、「プチプチ感」が話題に

浅沼醤油店のエゴマ商品。浅沼専務が手に持つ小瓶が「エゴマスタード」

浅沼醤油店のエゴマ商品。浅沼専務が手に持つ小瓶が「エゴマスタード」

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 盛岡市の醤油醸造業「浅沼醤油店」(盛岡市中ノ橋通)が今年4月に発売した、エゴマを使ったマスタード「エゴマスタード」がグルメ好きの間で話題になっている。

浅沼醤油店の販売店「食楽日和」

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 そもそも大豆や小麦の食物アレルギーを持つ子どもを抱える学校給食の現場から、これらの材料を使わない醤油はないか、との依頼でエゴマを素材にした醤油を開発したのがきっかけ。試行錯誤の末、無農薬のエゴマを使った「エゴマ醤油」は2008年に完成。少量ながら販売している中、エゴマ関連の商品を次々に開発し、その後「エゴマ油」「エゴマドレッシング」、だし醤油の「水だしエゴマつゆ」、エゴマ油の風味を楽しむラー油「エゴ麻~油」も発売した。

 中でも、今年4月に発売したマスタードソースの「エゴマスタード」は、粒のプチプチ感と独特の粘りがグルメ好きの間で話題に。これに地元の郷土料理研究家も注目し、同品を挟んで揚げたチキンカツや中華風サラダなど、創作料理を提案するまでになっている。同品はマスタードといっても辛いわけではなく、酸味の効いた新しい調味料の感覚で、温野菜やポトフなどの洋風の煮物などに適しているという。

 同社専務の浅沼宏一さんは「エゴマに含まれるαリノレン酸は普段の生活では充分に摂取できない良質の脂肪酸」とし、血液サラサラの効果が期待できるという。

 商品はいずれもビン詰めで、価格はエゴマスタード(120グラム)=630円、エゴ麻~油(65グラム)=735円、エゴマ醤油(120ミリリットル)=420円、エゴマドレッシング(同)=525円、水だしエゴマつゆ(同)=420円、エゴマ油(110グラム)=1,260円。

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