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ZOOMOが冬の園内で撮影した写真を募集 ファンと一緒に魅力発信

雪の上に転がるカナダカワウソの姿も冬のZOOMOならでは(写真提供=ZOOMO)

雪の上に転がるカナダカワウソの姿も冬のZOOMOならでは(写真提供=ZOOMO)

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 盛岡動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)が現在、冬の園内で撮影された写真を募集している。

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 同園は昨年4月のリニューアル開園後、11月から3月までをウインターシーズンとし、期間中は開園の時間短縮や休園日の増加をしながら通年開園を行っている。冬季休園期間を設けない通年開園は1989(平成元)年に盛岡市動物公園として開園して以来、34年間で初の試みとなる。

 初めての通年開園中、同園で飼育されている動物の中には、寒さに強く冬ならではの姿を見せる動物もいる。特に、夏場は暑さで休んでいることの多かった日本の里山に暮らす動物や北米の動物が、夏よりも元気に動き回る姿を見せているという。

 「想像以上に多くの方々に来園いただいていてうれしく思っている」と広報担当の荒井雄大さん。その一方で、冬の同園の魅力はまだ十分に伝わっていないと感じているという。同園のある岩山の冬は例年寒さも厳しく、積雪もある。荒井さんは「今年は雪が少ないため、車での来園や園内の坂道も安全だが、冬の岩山エリアに対してネガティブなイメージを持っている方も少なくない」と話す。

 同園の冬の魅力を伝える方法として職員らが注目したのが、来園者がSNSやブログに投稿している写真だった。「実際に来園して冬のZOOMOを体験した人の声や、冬の園内を楽しんだ人が撮影した写真の方が、多くの人に魅力が伝わるのではないか」というアイデアから、写真を募集する企画を立ち上げた。

 募集する写真は冬の園内で撮影したオリジナルの写真。飼育動物の写真に限らず、野生動植物、風景、園内で楽しむ家族や友人との写真など、園内で撮影したものであれば被写体は問わない。本年度のウインターシーズンだけではなく、過去の冬季臨時開園の時に撮影したものも可能で、その場合は撮影した年を明記する。集まった写真はSNSに掲載するほか、広報物や印刷物に使用する場合がある。撮影機材は問わないが、著しく画質の悪いものや画像サイズの小さいものは公開しない。

 荒井さんは「今後、雪が降ると雪遊びや、雪の上に残る野生動物たちの足跡を観察するアニマルトラッキングなどができるようになり、園内散策も楽しくなると思う。ファンの皆さんが思う冬のZOOMOの魅力や楽しみ方を写真で表現して、新しい挑戦をするZOOMOを一緒に盛り上げてもらいたい」と呼びかける。

 応募はメールで受け付ける。募集要項はウェブサイトに掲載。2月29日まで。

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