「XMAS MARKET IN 赤レンガ 2023」が12月15日・16日、岩手銀行赤レンガ館（盛岡市中ノ橋通1）で行われる。

　2020年に始まり、岩手銀行赤レンガ館の冬季イベントとして定着した同イベント。主催する「manordaいわて」には、「今年もこの季節が来た」と開催を待ち望む声や、「今年も出店したい」という事業者からの要望が届いていた。

　担当者の藤原百恵さんは「暖房設備が弱い岩手銀行赤レンガ館では冬季のイベントが少ないことに着目して始まったクリスマスマーケットだったが、コロナ禍で縮小した販売場所の確保やにぎわいの回復も目的としてきた。恒例イベントとして認知された今、新たな一歩を踏み出したい」と話す。

　今年は初めてイベントテーマを設定。「いわての“良い色”を贈る2日間」をテーマに、初出店を含め32事業者が出店する。「良い色」には、出店事業者の個性や特色、会場内のクリスマスらしい彩りといった意味を込めた。出店者は1階の多目的ホールと、2階の小ホールに分かれてブースを設け、クリスマスに向けたリースやキャンドル、焼き菓子、雑貨、おもちゃ、アクセサリーなどを販売する。イベントに向けて新しい商品を用意する事業者や、SNSで活発に情報発信をする事業者もあるという。

　「色」にちなんだ企画として、学生によるミニライブも開催。15日の16時30分からは岩手大学のアカペラサークル「VOIVOI」、16日の16時からは盛岡第四高校音楽部が歌声を披露し、「音色」で会場を盛り上げる。

　藤原さんは「クリスマスから年末年始を過ごすのにぴったりなものが集まり、全てがそろうようなラインアップになっている。出店者のそれぞれの色を会場で楽しんでもらえれば。贈り物探しや、自分へのご褒美を見つけに足を運んで」と呼びかける。

　開催時間は、15日＝11時～18時、16日＝11時～17時。入場無料。出店者によって出店日が異なり、イベントのチラシに記載する。会場混雑時には入場制限のほか、会場内の通路を一時的に一方通行とする可能性がある。混雑状況などは随時SNSで発信する予定。