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暑い夏に幸を呼ぶ「盛岡さんさ踊り」が開幕 4年ぶりの通常開催

踊り手の先陣を切るのはミスさんさ踊りとさんさ太鼓連。華やかに祭りを盛り上げる

踊り手の先陣を切るのはミスさんさ踊りとさんさ太鼓連。華やかに祭りを盛り上げる

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 盛岡の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」が8月1日に始まった。

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 1978(昭和53)年に始まり、今年で46回目を迎えた同イベント。2020年には新型コロナ禍の影響を受け、現在の形になってから初めて中止とし、2021年も同様に中止。昨年は感染対策を講じた上、パレード距離の短縮、出演団体の参加人数制限、踊り同士の距離の確保、観覧エリアの拡張、観客も飛び入り参加できる輪踊りの中止などで規模を縮小して開催した。

 今年は4年ぶりに新型コロナ禍前の姿に戻り、通常開催。8月4日までの期間中、中央通りを主会場とするパレードには197団体・約2万3000人が出演する。初日は、谷藤裕明盛岡市長や盛岡と東京都文京区の友好都市提携5周年を記念した文京区の訪問団などによる特別集団がパレードを先導。後ろについて、5人のミスさんさ踊りとミス太鼓・ミス横笛・うたっこ娘たちによる「2023ミスさんさ・さんさ太鼓連」が踊り手たちの先陣を切った。

 パレードは岩手県公会堂前をスタートし、映画館通り付近までの約500メートルを踊り歩いた。力強い太鼓のリズムと軽快な笛の音色に合わせて、踊り手たちは一糸乱れぬ大群舞を披露。良く晴れた夏の夜空に幸せを呼ぶ「サッコラチョイワヤッセ」の掛け声が響き、沿道の観客からは大きな拍手や声援が送られた。

 パレード2日目の2日には、市内の高校が参加する「さんさ甲子園」も4年ぶりに実施。今年は、盛岡白百合学園、盛岡中央高校、盛岡大学付属高校さんさ部の3団体が参加する。イベントの期間中、岩手県公会堂で17時から、踊りの練習会を行う。予約不要で誰でも参加できる。イベントを主催する実行委員会では、飛び入りで一般参加できる盛岡青年会議所の花車パレードや輪踊りへの参加も呼びかけている。

 パレードは各日18時スタート。4日まで。

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