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「街なかさんさ踊り」今年も 8月のパレードに向けて街を盛り上げ

手作りのうちわを手に「街なかさんさ」をPRする職員の皆さん

手作りのうちわを手に「街なかさんさ」をPRする職員の皆さん

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 盛岡市内中心部で「さんさ踊り」を披露する「街なかさんさ踊り」が6月から始まった。

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 同事業は昨年、盛岡観光コンベンション協会が市の委託を受けて開始。各地域で受け継がれている「伝統さんさ踊り」を踊る団体が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて踊りを披露する機会が減っていたことから、市内中心部の商店街などで行われるイベントへ派遣し、同じくコロナ禍によって利用客が減少する商店街の活性化につなげた。

 2年目となる今年は市が事務局を務める「おもてなし推進協議会」の委託を受け、観光客や市内の街歩きを楽しむ人に向けて、毎週末にさんさ踊りを見る機会をつくることを目的とした。昨年は商店街が会場となっていたが、今年は観光施設が集まる街中の広場を中心に伝統さんさ踊り団体を派遣する。

 開催期間と回数を昨年より増やし、6月から10月の土曜・日曜・祝日に全35回を予定。今年から観客と一緒に踊るコーナーも設け、体験して楽しむ要素を加えた。初回の6月4日は「プラザおでって」前の「おでって広場」で行い、太鼓の音色に誘われて周辺から広場へ集まってくる人も見られたという。

 これまで市内でさんさ踊りを観覧できる機会は、8月に開催される「盛岡さんさ踊りパレード」の前後の時期がピークだった。「もっと長い期間で、たくさんの人にさんさ踊りを見てもらいたいという思いもある」と担当者の玉掛典子さん。「街なかさんさでまずは8月のパレードに向けて盛り上げたい。『また8月にさんさのパレードを見に盛岡へ行こう』と思ってもらえたらうれしい。8月以降は祭りの余韻も楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開催日時・場所・出演団体は盛岡観光コンベンション協会のウェブサイトとSNSで発信する。

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