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盛岡・南昌荘で朗読劇「原敬の妻」 原敬の命日に、夫妻ゆかりの場所で

原敬の妻・浅を演じる大槻由生子さん

原敬の妻・浅を演じる大槻由生子さん

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 「南昌荘」(盛岡市清水町)で11月4日、朗読劇「原敬の妻」が開催される。

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 浅は原敬の2人目の妻で、現在の奥州市出身。東京で芸者となり、料亭の席で原と出会ったという。同作品で原敬の妻・浅を演じる大槻由生子さんは20年以上前にテレビ番組で浅を演じた。それをきっかけに大槻さんは「舞台でも浅を演じたい」という思いを持ち、当時の脚本を舞台用に手直しして、2003(平成15)年に一人芝居を上演。以来、岩手県内外でさまざまなプログラム構成で上演を行ってきた。

 今回は3部構成で、第1部が大槻さん作の朗読「南昌荘での浅」。原夫妻が南昌荘に滞在した時のことを題材にした作品となっている。第2部は杵屋勝友可(きねや・かつともか)さんによる長唄の演奏、第3部の朗読劇「一山 原敬の妻・阿佐」は、2003年の一人芝居から抜粋して上演する。3部には三味線の伴奏も加わる。

 大槻さんは浅のほか、原敬の母・リツを含め計4役を演じ、途中には盛岡弁の語りも入る。浅も場面ごとに異なる年齢を演じなくてはいけない。第1部は入籍したばかりの浅、第3部で芸者時代の若い浅を演じる。

 第3部は原の墓を掘っているところへ浅が訪れるシーンから始まり、夫妻の出会い、首相時代、暗殺された頃と物語が進み、歌や踊りを披露する場面も出てくる。「墓穴を見て『ずいぶん深く掘るんですね』という話をした後に、芸者時代の浅さんに切り替えるのは大変」と大槻さん。「浅さんは賢い妻としても知られている。70歳を過ぎた私が若い浅さんを演じるのには難しい部分も多いが、かわいらしく、懐が深く、頭が良い、原さんが心引かれた女性・浅の魅力を感じてもらえる演技を作っていきたい」と意気込む。

 公演日は原敬の命日で、夫妻にゆかりがある南昌荘が会場となる。大槻さんは「原夫妻が過ごした南昌荘で、2人に思いをはせながら芝居を見てもらいたい。年を取り、いつ人生が終わるか分からないのだから、今やりたいと思いながら上演を目指してきた。若い人にもパワーが届くように公演を成功させたい」と呼びかける。

 13時開場、13時30分開演。入場料(南昌荘入園料込み)は前売り=2,000円、当日=2,300円。チケット予約受け付けは南昌荘(019-604-6633)もしくは大槻さん本人(019-622-5148)への電話で受け付ける。

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