K Factory（盛岡市東黒石野、TEL019-663-9151）が製造・販売する家庭用そば製麺機「そばびと」シリーズが注目を集めている。

　本体を市販のエアコンプレッサーにつなぎ、練り込んだそば生地を仕込み、沸騰した湯を張った鍋にボタンを押して麺を流す。時間と手間と道具、作業スペースなどの問題も緩和され、手打ちの名人でも難しいという十割そばが家庭でも簡単に作れるのが特徴。

　「そばびとを使うとつなぎはいらず、湯にくぐらせる時間も短くなる。風味も損なわない。手軽に風味の高い十割そばが作れる」と同社の渡部響社長。

　電動ドライバーを用いた同商品は、製麺機開発と販売を行うクラフトモーリオ（盛岡市西見前、TEL019-681-0065）と共同で開発した。2010年11月に発売した初代モデルは13万円だったが、技術の向上により軽量化と低価格化に成功。2013年8月にはデザインを一新した「そばびとnatural」を4万9,800円で発売し、さらに軽量化した「そばびとPetit」（4万7,800円）も好調。問い合わせが多く、在庫が追い付かない状態が続いているという。

　同社では、同製品を使ったそば打ち体験も随時開いている（要予約）。参加費は1,000円（材料費、おみやげ付き）。