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盛岡市が地域共生社会推進フォーラム 「ワクワクする」をキーワードに

パネルディスカッションで語り合う(左から)佐藤さん、星さん、岩田さん

パネルディスカッションで語り合う(左から)佐藤さん、星さん、岩田さん

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 盛岡市地域共生社会推進フォーラムVol.3~ワクワクする地域共生社会の実現に向けて~」が2月26日、プラザおでって(盛岡市中ノ橋通1)3階「おでってホール」で行われた。

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 市では、第2期盛岡市地域福祉計画の基本理念である「共に支え合い、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現」に向け、地域共生社会の理念の浸透を促進し、住民参加による地域づくり意識の醸成を図ることなどを目的にフォーラムを開催してきた。

 今回は、酒店「岩田屋商店」(東京都墨田区)を経営する岩田謙一さんによる話題提供と、盛岡広域における場づくりの取り組み紹介、パネルディスカッションが行われた。

 岩田さんによる話題提供では、酒店という手段を活用して地域とつながっていることを説明。顔が見える酒店で民生委員を引き受けることで存在を知ってもらうこと、店に社会福祉士がいることで行政ではない相談窓口になること、人がとどまる仕組みをつくり相談しやすい環境をつくることなどについて話した。

 岩田さんは「福祉の仕事を経験したから始めたわけではなく、酒屋として繁盛することもゴールではない。こういう場所が欲しい、作りたいと考えた結果に今がある。どうせ生きているなら皆さんでつながる方が楽しいことは2倍、つらいことは半分にできる」と話す。

 盛岡広域における場づくりの取り組み紹介では、紫波町でコミュニティー畑「畑多楽縁(はたらくえん)」を主宰する星真土香さん、盛岡市内で中高生の居場所「momo cafe」を主宰する佐藤百郁さんが登壇し、取り組みの内容や活動状況、抱えている課題などについて話した。

 パネルディスカッションでは、岩田さん、星さん、佐藤さんが参加者からの質問に答えたほか、フォーラムのタイトル「ワクワクする」にちなんで、これまでの活動を通じて楽しかったことや、面白かった出来事について話した。

 フォーラムには福祉関係者を中心に多くの市民が参加。定員150人のところに180人の申し込みがあったことや、以前からフォーラムの動画配信を望む声があったことを受け、市のユーチューブチャンネルでアーカイブ配信を行うことを決めた。配信時期は市のウェブサイトで告知する。

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