紫波町図書館で1月13日、トークイベント「夜のとしょかん、第26夜 『ポッドキャスト』ってなんだろう？ 柳下・今井・檜山のハッシュタグ紫波ラジオ」が開催される。

　「夜のとしょかん」は、日中の開館時間に図書館を利用できない人向けに、閉館後の時間を使ったイベントとして企画。さまざまなゲストを迎えたトークイベントを続け、町民だけではなく町外から訪れるファンも多いという。

　今回のテーマは、インターネット上で配信する音声コンテンツ「ポッドキャスト」。企画を担当する主任司書の竹田美幸さんは「私自身、ポッドキャストが好きでよく聞いている。最近は人気の高まりが感じられる一方で、図書館のスタッフの中にもポッドキャストを詳しく知らないという人が多い。『ポッドキャストって何？』というところからテーマにしてみようと考えた」と話す。

　もう一つのきっかけとなったのが今回のゲストの一人、今井雄紀さんが同館を訪れたことだという。その後、今井さんと同じくゲストの柳下恭平さんが配信するポッドキャスト「柳下今井のハッシュタグラジオ」で、今井さんが同館のことを取り上げた。番組内で「声がかかったら行きましょう」という発言があったことから、竹田さんが「じゃあ声をかけてみよう」と連絡を取り、2人も快諾したという。

　今回は2人のほか、同町の情報発信「しわりり」のメンバーで、ポッドキャスト「しわりりひやまのどすこいラジオ」を配信する檜山雄介さんをゲストに迎え、ウェブマガジン「LITERS（ライターズ）」の代表で、ポッドキャスト「喫茶もりおか」を運営する菅原茉莉さんが聞き手を務める。ポッドキャストの聞き方や情報の伝え方、発信することの魅力、「なぜポッドキャストを選んだのか」などの話題について語る。

　「図書館は知らない物事と出合うきっかけになる場所。『夜のとしょかん』を通じてポッドキャストファンが増えて、聞く人だけでなく配信を始める人が出てきたらうれしい」と竹田さん。「ゲストも聞き手も全員がポッドキャスト配信者。まずはこの4人の番組から聞き始めてみるのもいいと思う。少しでも興味が湧いたら、図書館でも皆さんのおしゃべりを楽しんで」と呼びかける。

　開催時間は19時30分～21時。定員は50人。参加には事前の申し込みが必要。電話（019-671-3746）と同館のカウンターで受け付ける。イベントの様子は同館インスタグラムでも配信予定。