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鉈屋町から神子田朝市まで歩く「朝さんぽ」開催へ 盛岡弁のガイドと共に

ガイドを務める盛岡弁の語り手・花田陽子さん

ガイドを務める盛岡弁の語り手・花田陽子さん

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 NPO法人盛岡まち並み塾(盛岡市鉈屋町)が10月29日と11月20日、ガイドと共に鉈屋町から盛岡神子田朝市まで歩く「下町のお花さんと行く もりおか弁まち歩き朝さんぽ」を開催する。

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 同法人ではこれまで、ガイドの案内と共に鉈屋町周辺を歩く「まち歩き」企画を催してきたが、今回は初めて朝の時間帯に行う。朝にしようと決めたきっかけの一つには、鉈屋町から徒歩圏内の場所で行われている「盛岡神子田朝市」の存在がある。

 法人事務局の佐藤淑子さんは「神子田朝市は『盛岡の台所』と呼ばれるくらい市民に親しまれているが、行ったことがない人も意外と多い。もちろん毎日のように利用している人もいるが、『今日は朝市に行くぞ』と意気込んで早起きする人もいる。それなら朝市に行くきっかけをつくって、ガイドと一緒に鉈屋町から歩いてみるのも面白いのではないかと思って企画した」と話す。

 朝は鉈屋町周辺の交通量が少ないのもポイントだという。鉈屋町周辺の道路は道幅が狭い一方、国道につながっているため日中は交通量が多く、中にはスピードを出す車もある。そのため、日中に行うまち歩きでは車に注意する必要があった。朝の時間は比較的交通量が少ないため、参加者の安全を確保しながらゆっくり歩くことができる。

 ガイドを務めるのは、生まれも育ちも鉈屋町の盛岡弁の語り手「下町のお花さん」こと、花田陽子さん。同法人のサポーター会員として、盛岡弁で昔話をするイベントなどに関わっているほか、市民が観光案内人となる「盛岡ふるさとガイド」としても活動している。

 当日は「大慈清水御休み処(どころ)」を出発し、鉈屋町かいわいを花田さんの案内で巡りながら盛岡神子田朝市へ向かう。参加者は朝市で解散。その後は自由に買い物や食事を楽しむ。朝市場内の案内はしないが、花田さんがお薦めポイントを紹介する予定。

 「日中は何かと忙しくてイベントに参加できなくても、朝なら参加しやすい人もいると思う」と佐藤さん。「のんびり歩いて鉈屋町の魅力に触れて、朝市も満喫してもらえれば」と呼びかける。

 6時集合、7時解散。参加無料。定員は両日とも15人。参加には事前の申し込みが必要。大慈清水御休み処で電話(019-656-1603、水曜定休)で受け付ける。

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