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雫石町「なないろグラノーラ」発売 地元住民の声から新たな土産考案

食べきりサイズで試しやすい「なないろグラノーラ」。シンプルなギフトボックスも用意

食べきりサイズで試しやすい「なないろグラノーラ」。シンプルなギフトボックスも用意

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 雫石町の「レンタル菓子工房utakane(うたかね)」は12月3日、町内の農家や豆腐店とコラボレーションした「なないろグラノーラ」を発売した。

 工房を運営する渡辺和義さんは「商品開発のきっかけとなったのは、1年ほど前に知人から受けた『雫石らしい贈り物をしたいが、ちょうどよい土産物がない』という相談だった」という。どんなものが良いかとヒアリングを行い、町内産のものを使ってほしいというアイデアから、玄米とブルーベリーを試作。いった玄米を使い若い世代からは好評を得たが、高齢者からは「固くて食べづらい」という意見もあった。

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 その後、コロナ禍の影響を受けて工房の利用者は減少。その中で「グラノーラをしっかり完成させよう」という思いが生まれ、商品開発を本格的にスタート。雫石町の掲げるブランドメッセージ「虹の似合うまち 雫石町」にちなんで、「なないろ」をコンセプトにしたグラノーラの開発を目指し、まずは「玄米」を使った「パフっと玄米」と、おからや大豆を使った「カリっと豆豆」の2種類を発売した。

 「パフっと玄米」には、町内の農家「雫石八十八屋」の玄米を使用。玄米をポン菓子にすることで食べやすくし、ドライフルーツやナッツ類と合わせてココナツ風味に仕上げた。「カリっと豆豆」は町内で豆腐などを製造する「フクオカ食品」のおからや大豆、黒豆を使ったカリカリした食感が特長となっている。「パフっと玄米」はシンプルな味わいで牛乳との相性が良く、「カリっと豆豆」は甘みがあるためヨーグルトなどのトッピングに合うという。

 地域の人が誰かに贈りやすく、もらった人が食べやすいように「食べきりサイズ」にこだわり、箱入りのギフトも用意。パッケージは「なないろ」にちなんだ虹が描かれ、ギフト用の箱にはブランドメッセージが書かれたステッカーも貼っている。

 工房名の「utakane」は漢数字で「一・二・三」と書くことから、12月3日に発売。現在は「雫石町まちおこしセンターしずく×CAN」と「産直松の実」で取り扱う。売れ行きも好調で、今後は販売先を増やしていく予定で盛岡での販売も視野に入れている。

 「『なないろ』なので7種類の販売を目指す」と渡辺さん。「地域の人が思う疑問から生まれた商品。食べ物や農畜産物だけではなく、町の農家や産業を紹介したい。雫石の魅力を身近に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 価格は1袋350円。ギフトは玄米2袋、豆1袋入りで1,350円。

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