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盛岡市・薮川で「氷の世界」プロジェクト 寒さを生かして氷のテーマパークを

24時間体制の散水作業で作り上げた「氷の洞窟」の一部

24時間体制の散水作業で作り上げた「氷の洞窟」の一部

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 自然体験施設「安倶利まほら岩手」(盛岡市薮川)で12月31日から、冬のイベント「氷の世界プロジェクト」がプレ開催される。

「縁結び」をテーマにハート型のイルミネーションも

 市内の建設会社「岩手マイタック」が、地域活性化をメインテーマに環境保護や環境教育などの事業に取り組むために立ち上げた同施設。施設の周知と薮川地域の盛り上げを目的に、これまでもユニークなイベントを開いてきた。今回は薮川地域の寒さに着目。薮川は冬季に氷点下20度となる日もあり「本州一寒い」ともいわれている。寒い場所は敬遠されがちだが、その寒さをあえて利用して地域おこしができないかと考え、「氷のテーマパーク『氷の世界』」を作ろうと企画を立ち上げた。

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 企画を担当する久保田梓さんは「一日中氷点下の日が続き、池の氷は厚さ15センチ以上で人が乗ることができるほど。最低気温氷点下19.3度を記録した日は、バナナでくぎが打てた。薮川ならではの体験を楽しみにしてもらいたい」と話す。

 プロジェクトのテーマは「縁結び」。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今年は人との縁やつながりを持てない場面が多かったことから、感染対策をしっかり行った上で、恋人や家族、友達同士で訪れてもらえるようなイベントの開催を目指す。現在はプレ開催に向けて会場の準備中。約6万球のイルミネーションや「縁結び神社」「巨大氷の迷路」「氷のすべり台」「天然スケートリンク」「氷上イワナ釣り」などのアクティビティーも製作中だという。

 イベントの一番の見どころは、長さ20メートル、横幅10メートル、高さ3メートルの足場に散水して作る「氷の洞窟」。足場に張り巡らせたネットに約1カ月間昼夜を問わず24時間態勢で、くみ上げた川の水を霧状にしてかけて凍らせる。洞窟の中では、土日限定で「氷のカウンターバー」も営業予定。椅子やテーブルも氷で製作し、氷のグラスでドリンクを楽しめる。

 プレ期間中はイルミネーションや氷のテラス、縁結びコーナーの開放を行うほか、氷の洞窟や氷の迷路への散水作業も見学できる。散水作業は一度止めてしまうとホースが凍ってしまうため一日中続く。最高気温が氷点下に届かないと氷が溶けてしまうため、日々気温との戦いだという。本開催は2021年1月23日から2月28日を予定。製作状況によっては一部アトラクションのオープンが変更になる場合もある。来場時は防寒対策が必須となる。

 「薮川は『日本のシベリア』と呼ばれるくらい寒い。かなりの防寒が欠かせない」と久保田さん。「今年初めての試みで試行錯誤を重ねているが、スタッフが一丸となって製作している。本州一寒い薮川でしか見ることができない美しい『氷の世界』を堪能しに、縁を紡ぎたい方とぜひ訪れて」と呼び掛ける。

 プレ開催期間は12月13日、1月8日~11日。開催時間は17時~19時。入場無料。入場時はレストハウス「こもれび館」で検温・絵馬の配布を行う。本開催時はイルミネーション会場横で入場チケットを販売する。

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