盛岡市動物公園ZOOMO(盛岡市新庄)で飼育している「ピューマ一家」の出会いや成長の記録を写真でまとめた書籍「ピューマのかぞく」が6月10日、辰巳出版から発行される。
同園では現在、雄のタフ、雌のニーナ、2頭の子で雌のキャフ、雄のツィーとシェダルの5頭を飼育。タフは2019年9月に愛媛県立とべ動物園から来園し、その後、2020年5月に「パートナー候補」として静岡県の日本平動物園からニーナが来園した。2頭は2023年から同居を始め、2025年6月10日に5頭の赤ちゃんを出産。2頭は死んだが、ニーナの子育てと職員らによる人工保育のサポートもあり、3頭の赤ちゃんはすくすくと成長した。
子どもたちはまもなく1歳。飼育担当者によると、元気いっぱいに放飼場を走り回り、ニーナと一緒に遊んでいるという。体は大きくなったが甘えん坊で、夜間寝室では固まりになって眠る様子も見られる。最近は、ファンなどからの寄付金で設置した木製のステージが人気の遊具になっている。全国各地や海外から会いに来る来園者があるという。
同園のSNSでは、ピューマの子どもたちの誕生以来毎日、ピューマ一家の様子を伝える投稿を続けてきた。この投稿を見た辰巳出版からフォトブック出版の提案を受けたという。同園広報担当者の荒井雄大さんは「多くの人がピューマ一家の成長を応援し、支援してくれたので、何かしらの形で記録を残したいと考えていた」と話す。
書籍ではタフとニーナの来園からペアリング、子どもたちの誕生、けがによる入院と親子の再会など、タフとニーナの出会いから子どもたちの成長までを写真で振り返る。写真は同園の職員が撮影したものに加え、全国のファンから募集した写真も多数掲載している。発売日は子どもたちの誕生日に合わせた。
今月13日にはイオンモール盛岡南(本宮)で発売記念イベントを開催。ピューマの担当飼育係によるトークライブや書籍発売記念グッズの先行販売、ZOOMOオリジナルピューマグッズの販売などを行う。開催時間は10時~16時。トークイベントは11時30分と13時30分の2回。
ピューマは野生下でも生後1年半ほどで親離れをするため、子どもたちは今後、他の動物園へ移動していく予定だという。荒井さんは「ピューマの家族を応援してくれている皆さんにも、この書籍で初めてZOOMOのピューマを知る人にも楽しんでもらえる一冊。母子そろって会えるのは今だけなので、書籍をきっかけに会いに来てもらいたい。他の動物園に移動した後も子どもたちを引き続き応援してもらえれば」と呼びかける。
B5変形判、176ページ。価格は1,980円。ZOOMO内のショップ「asHiato by ZOOMO」のほか、全国の書店、通販サイトで取り扱う。