暮らす・働く

バレーボール「OWLS岩手」と紫波町が連携協定 新リーグ参入で発信力強化

4月28日に行われた包括連携協定締結式の様子

4月28日に行われた包括連携協定締結式の様子

 紫波町と同町を拠点にする男子社会人バレーボールチーム「OWLS(アウルズ)岩手」が4月28日、地域課題の解決および地域活性化の推進を目的とした包括連携協定を締結した。

[広告]

 両者は2020年から、バレーボールを手段として地方創生や若者が愛着を持てるまちづくりなどを行う「バレーボールでつながるまちプロジェクト」に取り組み、国際試合の誘致やプロチームのエキシビションマッチ、子ども向けバレーボール教室などを開いてきた。

 OWLS岩手は、11月に開幕する新たな社会人リーグ「日本バレーボールリーグ(Vリーグ)」に参入する。同リーグは社会人が仕事をしながら高いレベルで競技を続けられる環境の整備を目的に日本ボレーボール協会が立ち上げた。男子は16チームが参加。東と西で8チームに分かれて3回の総当たり戦を行い、東西上位2チームが準決勝に進む。紫波町では4回のホームゲームを予定しているという。

 同チームがVリーグ参入を決めた理由の一つには、「バレーボールでつながるまちプロジェクト」での活動があるという。同チーム部長の岡崎希裕さんは「Vリーグに参加することでチームの発信力を強化し、バレーボールでつながるまちプロジェクトを大きくしたい、スポーツチームが地域に入り込む仕組みをつくりたいという思いがある。これまでは試合の誘致などを行ってきたが、今度は自分たちが核となって交流人口の拡大にも取り組みたい」と話す。

 Vリーグ参入をきっかけに今回、さらなる地域貢献を目指して町との包括連携協定を締結した。連携内容は、地域産業の振興および労働力の確保に関すること、子育て支援および次世代育成に関すること、チームの応援機運およびシビックプライドの醸成に関することなど7項目。今後は農作業の支援や子ども食堂の運営、放課後学習のサポートなどに取り組む。

 鎌田千市町長は「OWLSが持つ地域への熱意や行動力と、紫波町が持つ資源を合わせることで、活気あふれる持続可能な地域社会を共につくり上げたい。ホームゲームの開催による、新たな交流人口の増加にも期待する」と話す。

 岡崎さんは「人口減少が進む中、地域の持続可能性は待ったなしの課題。地域創生は、そこに生きる大人たちが少しずつ担うべき課題。試合の日のにぎわいだけではなく、日常の中で人と人をつなぐ仕組みをつくる。1人でも多くの人に、紫波に生まれて良かったと思ってもらえるよう、民間と公共が一体となった新しい地域モデルをつくりたい」と話す。

 チームの伊藤康宏監督は「地域と共にあるというチームの特性を生かした上で、選手の強化を行うことも考えている。まずは準決勝まで進むのが目標」、松澤祥希キャプテンは「新しいリーグで、未知な部分が多い。ハードワークを前面に出したい」、橋本卓也コーチ兼選手は「自分の経験を若い選手たちに共有し、良い形でリーグに入っていきたい」と意気込みを話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース