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盛岡の「断面が赤いアップルパイ」話題に すっぱい味わいも楽しんで

断面が赤い「ジェネバのアップルパイ」。「マグロのような色味」と表現するほどの色合い

断面が赤い「ジェネバのアップルパイ」。「マグロのような色味」と表現するほどの色合い

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 「すっぱい林檎(りんご)の専門店。」(盛岡市上田1)が販売する、「ジェネバ」という品種を使った断面が赤いアップルパイが話題を呼んでいる。

 店名の通り、味が酸っぱいリンゴに特化し、ジュースやジャムなどを販売する同店。2018(平成30)年に実店舗をオープンさせた時からアップルパイを商品に加えるアイデアがあり、昨年11月に販売を始めた。

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 ジェネバを使った断面が赤いアップルパイは今年から発売。ジェネバは、もともと鑑賞用としてカナダで生まれた品種で、果汁も少なく、生で食べるのには向かない。一方、果肉まで赤くなる特徴を生かして加工食品に使われることも多い。同店では、ジェネバと盛岡産の「さんさ」を使ったルビー色のジャム「盛岡の初恋」を販売している。

 ジェネバは生産量も少なく、日持ちもしないため昨年は商品化に向けた試作のみに挑戦。今年は盛岡市内での生産量が増えたほか、新たな入手ルートも見つかったため、アップルパイの販売を始めた。

 アップルパイはタルト生地の上に皮ごと薄くスライスしたリンゴを重ね、クランブルをのせて焼き上げる。リンゴの酸っぱさを生かすため、リンゴのフィリングに使う砂糖の量を減らし、クランブルも甘さ控えめ。タルト生地には砂糖を使っていない。フィリングの酸っぱさと、生地のほのかな甘さがマッチして、「口の中が『きゅっ』となる味わい」だという。

 ジェネバのアップルパイは、リンゴの果肉が赤いためフィリングも赤色。切った断面から真っ赤な中身が見えるため、見た目で購入する人も多い。店主の藤野里美さんは「まるでマグロのような色味」とも表現。ジェネバを使ったジャムを開発した頃から、アップルパイに使うことを一つ目標としていたこともあり、「ジェネバでアップルパイが作れたことは感慨深い。リンゴだけの赤でこの色味を出せるのは珍しいと思う」とも。

 同店ではジェネバ以外にも、さまざまな品種の酸っぱいリンゴを使ったアップルパイを常時4~5種類販売している。それぞれの酸っぱさを5つのレベルに分けて紹介し、ジェネバのアップルパイは「レベル4」。濃い目の甘酸っぱさが味わえる。

 藤野さんは「こんなに赤いアップルパイは他にはないのでは。見た目で選んでも損はない味なので、ぜひ試してもらいたい。皆さんの目でこの赤さを確かめて、楽しんで」と呼び掛ける。

 価格は1ピース420円。インターネットショップでも取り扱う。

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