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盛岡・旧石井県令邸で「犬とネコと自然展」 建物の魅力も

屋根裏に展示された木彫りの犬のベンチ

屋根裏に展示された木彫りの犬のベンチ

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 盛岡市の保存建造物「旧石井県令邸」(盛岡市清水町)で現在、「犬とネコと自然展」が開催されている。

犬と猫がモチーフの小さなブローチも

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 同展は犬と猫と自然をテーマにした作品を集めた小品展。会場となる「旧石井県令邸」は、昨年から「もりおか中津川まち歩きスタンプラリー」に参加。スタンプラリー開催中に施設を開放しようと、展覧会を企画している。2回目となる今年は、気軽に親しみやすい動物をテーマにした作品を集めた。

 施設内を見て回る機会は見学希望者や施設利用者のほか、イベント開催時に限られるという。同施設活用運営委員会の千葉幸子さんは「撮影スタジオや作品展の会場中として利用してもらえるのはうれしいことだが、一方で中に入れることを知らない人も多い。展覧会をきっかけに建物も楽しんでもらいたい」と話す。

 展覧会には17人の作家が参加。同施設の1階から屋根裏までを展示室として使い、絵画や版画、木工、木彫、金属工芸などさまざまなジャンルの作品が並ぶ。カードスタンドやベンチといったインテリア要素のある作品も展示し、アクセサリーなどその場で購入できるものもある。毎週水曜にはペットの犬や猫と家族が一緒に同施設で写真撮影を体験できる撮影会も実施。撮影料は3,000円でプロのカメラマンが撮影し、データでの引き渡しとなる。水曜以外の日でも事前予約制で受け付ける。

 千葉さんは「旧石井県令邸は建物自体がアートのような場所。建物も作品の1つとしてゆっくり見学してもらえればうれしい。犬と猫が好きな皆さんはもちろん、スタンプラリーに挑戦している皆さんも作品を楽しんでゆっくりと過ごして」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~18時。入場無料。日曜・祝日休館(最終日は開館)。5月20日まで。

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