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「第3回盛岡たかまつ手づくり映画祭」開催へ 「高松の池」をテーマに

「映画を見るだけではなく作って楽しんでほしい」と小田中さん

「映画を見るだけではなく作って楽しんでほしい」と小田中さん

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 盛岡たかまつ手づくり映画祭が8月28日、開催される。

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 同映画祭は盛岡市在住の映画ファンによって企画された自主映画の上映会で、2014年に始まり今年で3回目を迎える。上映作品全てが盛岡市の「高松の池」を舞台にしていることが特徴で、昨年は7作品を上映した。

 同実行委員長の小田中卓也さんは「上映会ではなく映画祭にしているのは、作品がたくさん集まってほしいのと、誰にでも楽しんでもらいたいから。好きなものを通して街づくりにつなげたいという思いもある。回を重ねるごとに作品数も増えているので、いずれはもう少し大きなイベントにしていければ」と意気込む。

 現在、上映作品を募集している。応募作品のテーマは自由だが、作品のロケ地として「高松の池」をワンシーンでも登場させるか、同池を作品のテーマとすることが条件。ジャンルも問わず、自主制作のオリジナル作品であれば、アニメや人物が登場しない映像などでも構わない。上映時間は1分~70分で、昨年はスマートフォンを使って撮影された作品も上映したという。プロ、アマチュア問わず誰でも気軽に参加できる。

 当日は上田公民館を会場に上映する予定。村上浩康監督による高松の池を舞台にしたドキュメンタリー映画「無名碑MONUMENT」のほか、同作品のスピンオフ「男なら」と藤村洋監督による「いわて動画コンテスト2015」優良賞作品「岩手・盛岡・高松の池」の上映が決まっている。宮城県南三陸町の漁村の震災前とその後の様子を描いた映画「波伝谷(はでんや)に生きる人びと」を監督した我妻和樹さんも参加する。

 小田中さんは「高松の池に限らず、盛岡には美しい自然や街並みがあって、ロケ地にぴったりな場所。どんどん映画を撮る人が増えて、作り手からも『映画のまち盛岡』にしていけたら。今は携帯電話でも動画が撮れ、誰でも監督になれる時代。自分で作ることで、映画の楽しみ方もまた変わってくると思う。気張らずに撮影してほしい」と呼び掛ける。

 出品料は1作品につき1,000円(高校生以下は無料)。締め切りは応募用紙=5月31日、作品提出=7月31日。詳しい応募要項などはホームページで確認できる。

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