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盛岡市動物公園にライオンの「レグルス」仲間入り 慎重に外へ出る練習中

屋内の獣舎で落ち着いた様子のレグルス

屋内の獣舎で落ち着いた様子のレグルス

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 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)に新たに仲間入りした雄のライオン「レグルス」が11月29日、報道陣に向けて公開された。

初めて屋外展示場へ出る練習をした時のレグルス(ZOOMO提供)

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 レグルスは群馬サファリパークから10月20日に盛岡に到着。約2週間の検疫を終えて11月25日から毎日、屋外の展示場へ出る練習を続けている。29日は5回目の練習の様子を報道陣へ公開。個体情報では少しやんちゃな性格と紹介されているが、担当飼育員の竹花秀樹さんによると「レグルスはかなりの慎重派」とのことで、この日は外の展示場へ姿を見せることはなかった。

 同園内は来年春のリニューアルオープンに向けて工事中。竹花さんは「もともと警戒心が強いこともあるが、新しい環境に加えて工事の音や車両がプレッシャーになっている様子。ゆっくり時間をかけて慣らしていきたい」と話す。

 レグルスにとって頼りになる存在なのが、2016(平成28)年から同園で暮らす「先輩」の雌ライオン「プリンセス」。プリンセスは昨年から続く工事の音にも慣れ、29日にはレグルスの代わりに新しい屋外展示場へ出て、展示場を歩く姿を見せた。レグルスもプリンセスの存在を感じると落ち着く様子が見られ、同園に来た日もなかなか輸送用の箱から出てこなかったが、プリンセスの気配を感じて無事に入舎したという。

 レグルスはリニューアルオープン時に一般公開。プリンセスとレグルスの2頭が新しい環境に慣れた後は展示場を区切り、2頭での展示を予定している。リニューアル後に新設される「ライオンデッキ」ではガラス越しにライオンたちの姿をじっくり観察することができる。

 レグルスは4歳で、到着時の体重は166キロ。警戒はしているが体調は良く、食欲も十分にあり、1日6キロの肉を食べているという。「以前、ズーモで暮らしていた雄ライオンのキングは185キロぐらいだった。そのキングよりも前足が大きいのでこれからもっと大きくなるかも」と竹花さん。「室内では百獣の王らしい堂々とした様子を見せてくれるので、外の展示場でもその姿を見せてくれるように練習を続けたい」と話す。

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