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盛岡の百貨店にグルージャ応援懸垂幕 ホーム戦に向けてチームを後押し

パルクアベニュー・カワトクに設置された懸垂幕にはチームのスローガン「ICHIGAN」の文字

パルクアベニュー・カワトクに設置された懸垂幕にはチームのスローガン「ICHIGAN」の文字

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 百貨店「パルクアベニュー・カワトク」(盛岡市菜園1)の壁面に3月18日、サッカーJ2「いわてグルージャ盛岡」を応援する懸垂幕が設置された。

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 設置を企画したのは、同店を運営する「川徳」と、のぼり旗や横断幕などの印刷を手がける「オノデラサイン」(二戸市)。スポーツ関連の仕事も請け負っている「オノデラサイン」の小野寺久治社長は、地元チームを応援しようと、昨年12月にも「いわてグルージャ盛岡」のJ2昇格をかけた試合に向けてサポーターへ横断幕を寄贈している。

 J2に昇格したチームのためにも「何かできないか」と考えていた小野寺さん。特に昇格後初のホーム戦となる3月20日の栃木SC戦に合わせて「何とか応援したい」と思い続ける中で、同百貨店の壁面には懸垂幕を設置できると知った。

 小野寺さんは「設置できる懸垂幕の大きさは県内のどこを探してもないサイズ。ぜひ設置して、街中をグルージャカラーに染めてチームを後押ししたいと思った」と話す。

 小野寺さんは「川徳」へ相談。同社がグルージャのパートナー企業で、壁面に懸垂幕で広告を掲出する予定もなかったため小野寺さんの提案を受け入れ、2社の共同企画として設置を決めた。

 懸垂幕は横1.5メートル、縦10メートルの大きさで5枚用意。チームカラーのホワイトを基調に、チームのスローガン「ICHIGAN」を大きく入れ、チームと共に頑張ろうという思いを込め「がんばろう岩手」のメッセージを添えた。

 設置作業は18日朝に始まり、道行く人やパルクアベニュー・カワトクのスタッフらが設置された懸垂幕を見上げる様子が見られた。懸垂幕の掲出は約1カ月間を予定。その後は5枚分を縫い合わせ、ホーム戦の試合会場に設置できないか検討している。

 グルージャはすでにアウェー戦4試合を終え、20日には、2勝2敗という成績でホーム開幕戦を迎える。小野寺さんは「J2初戦の勝利は本当に印象的で、チームを応援してこなかった人も少しずつ興味を持ち始めてくれているように感じる。これからもグルージャの応援につながることを企画したい。ホーム開幕戦、勝利をつかんでもらいたい」と声援を送る。

 20日の開幕戦は北上総合運動公園北上陸上競技場で14時キックオフ。

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