盛岡劇場で高校演劇秀作選上演 新春に爽やかな芝居を

福岡高校の演目「ハナウタの方法」より

福岡高校の演目「ハナウタの方法」より

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 「盛岡劇場」(盛岡市松尾町)タウンホールで1月5日・6日、第156回もりげき八時の芝居小屋「いわて高校演劇秀作選」が上演される。

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 「もりげき八時の芝居小屋」は、平日の夜に上質な演劇を楽しんでもらおうと1994年にスタート。仕事帰りにも鑑賞しやすいよう開演時間を20時に設定することから「八時の芝居小屋」と名付け、年間6本ほどの作品を上演。「八芝(はちしば)」の愛称でも親しまれている。

 「八芝」での高校演劇秀作選の上演は3回目。普段は大人向けの芝居が多い中、高校演劇を取り上げるきっかけとなったのは、高校演劇を鑑賞できる場が少ない状況だったという。八時の芝居小屋制作委員会の倉持裕幸さんは「高校生の演劇を見る機会は、大会か自主公演かのどちらかしかない。それ以外の場所でも高校生の演劇を見る場所や、高校生たちが演技する場所を作りたいという思いで取り入れた」と話す。

 「高校演劇秀作選」では「岩手県高等学校演劇発表大会」の上位5校から数校が出演。今回は本年度の大会で優秀賞に選ばれた盛岡農業高校と福岡高校の2校が登場する。出演者が高校生であることから、今回は20時からの回に加えて昼公演を追加。各校2ステージずつの上演となる。

 倉持さんは「両校とも自分の高校で起こる出来事や、住んでいる地域にまつわることを描いた、地元のお話がテーマ。高校生がどのように地元を見て感じているか、そしてなかなか見ることができない高校演劇部の活躍を見届けてほしい。新春にぴったりな爽やかな高校生の演技を楽しんで」と呼び掛ける。

 開演時間は5日=20時、6日=13時、17時、20時。料金は前売り=1,000円、当日=1,200円、高校生は前売り・当日とも500円。盛岡劇場・盛岡市民文化ホール・キャラホール・姫神ホール・プラザおでって・カワトクで取り扱う(高校生チケットは盛岡劇場のみ)。

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