盛岡中心市街地に時間貸し「キッズルーム」-子育て世代の誘客狙う

発砲スチロール製の遊具を用意するなど、子どもの安全に配慮する

発砲スチロール製の遊具を用意するなど、子どもの安全に配慮する

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 盛岡の中心市街地・菜園で10月上旬から、まちなか保育施設「Ki'Zoo(キッズー)」(盛岡市菜園1、TEL 019-626-2345)が営業を始めた。

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 同施設の運営は、昨年から「地方の元気再生事業」(内閣府)の取り組みとしてMORIOKA3rings(菜園2)が手がけるもの。同社が行う遊休不動産の利活用を推進する「家守」プロジェクトの一環として、昨年のキッズカフェに引き続き親子をターゲットに展開する。施設運営には盛岡医療福祉専門学校がかかわるほか、盛岡市社会福祉事業団などと連携し、物販も手がける予定。

 「親子のマチナカ自由空間」をテーマにインドアパーク的な要素を盛り込んだ今回は、託児所としてプレイルームを充実させたほか、親子で参加できるイベントを実施するなどして集客を図る。

 「年々、まちなかの魅力が減ってきているのは、人が来るきっかけになるコンテンツがないから」と分析するのは同社の岡崎正信さん。「個店の魅力はどうあるべきか、それを遊休不動産にどう反映させるか、今は実証実験の段階。この事業を通じて中心市街地に必要なコンテンツを模索したい」と話す。

 利用料は子ども1人あたり1時間=100円(最大3時間まで)。イベントはヨガ教室やお誕生会、フリーマーケットなどを随時予定する。営業時間は10時~16時。期間限定で来年1月29日まで。

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