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「紫波のひなまつり」4年ぶりの開催へ 過去最多のひな人形で地域ににぎわい

2018年の展示の様子

2018年の展示の様子

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 紫波町の日詰平井邸と日詰商店街で4月15日・16日、「第13回 紫波のひなまつり」が開催される。

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 国指定重要文化財「日詰平井邸(平井家住宅)」の活用と商店街の活性化を目的に始まった同イベント。日詰商店会と、商店街を中心にしたイベントや街づくりに取り組む「よんりん舎」が協力して実施している。2020年は企画が進んでいたものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて開催を見送り、その後も中止を余儀なくされ、4年ぶりの再開となる。

 同イベントでは日詰平井邸や日詰町家館、商店街の店舗などでひな人形を展示。平井邸と町家館には寄贈されたものや借り受けたものを中心に飾っている。イベントが中止となっている間にも「ひな人形を寄贈したい」という申し出があり、寄贈の受け付けを継続。現在も増え続け、平井邸に飾られるひな人形の数は過去最高になるという。

 よんりん舎の高橋いくみさんは「まさかこんな数になるとは。準備は大変だがうれしい気持ち。集まったのは現代のひな人形が中心で、どれも思い出が詰まったもの。丁寧に飾り付けたい」と意気込む。

 今年は平井邸に現代びなを始め、享保びな、花巻人形、木目込み人形、つるしびななどを飾り、雑貨や弁当などの出店販売、各日80人限定のお茶席(高校生以上200円、小中学生無料)を行う。商店街の各店舗では、イベントに合わせた限定商品の提供や、特別セールを行うほか、一部の店舗でひな人形などを展示。講談や昔話、プラネタリウムなど関連イベントも開く。

 商店街からも4年ぶりの開催を楽しみにする声は多い。高橋さんは「久々の開催となり、私たちもドキドキしている。桜が咲く暖かな季節、日詰商店街に遊びに来て楽しんで」と呼びかける。

 開催時間は15日=10時~17時、16日=10時~16時。日詰平井邸のみ入場料(大人=500円、小中学生=200円)が必要。

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