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雫石にアウトドアショップ 狩猟用品の取り扱い、免許取得のサポートも

狩猟にもアウトドアにも使えるアイテムが並ぶ店内。ハンター向け商品も今後増やしていく

狩猟にもアウトドアにも使えるアイテムが並ぶ店内。ハンター向け商品も今後増やしていく

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 アウトドアショップ「TRAP」(雫石)がオープンし、2月27日で1カ月がたった。

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 店主の芦久保真人さんはスキーや釣り、登山、キャンプなどの野外活動を趣味で楽しみながら、公務員として林業関連の業務にも携わっていた。登山ガイドの訓練を受け、野外活動関係のインストラクターも経験した後、県内外のアウトドアショップで働いてきた。趣味と仕事の両方でアウトドアに長く接し、独立を考えている最中に狩猟に興味を持った。

 雫石に引っ越してきた芦久保さんは、有害鳥獣とされる野生動物が身近にいることや、子どもたちの通学路に姿を現すことに驚いたという。「有害鳥獣が増えると自然の生態系が崩れる。自分が役に立てることはないか」と、狩猟免許と猟銃所持許可証を取得。その過程で狩猟用品を扱う店の少なさや不便さを感じた。

 そうした経験を生かし、店ではアウトドア用品のほか射撃・狩猟用の装弾や狩猟用具など自分で使って良さを実感した商品を取り扱う。海外メーカーのアイテムを中心にハンター向けの商品も多くそろえるが、キャンプやブッシュクラフトといった一般的なアウトドア活動にも活用できるという。

 猟銃所持許可証の取得に向けたサポートにも取り組み、将来的には猟銃の販売を予定。自治体や銃砲店といった既存の相談窓口に加え、アウトドアショップという気軽さを生かし、「これからやってみたい」という人が気軽に足を運べる窓口になることを目指す。

 店名の「TRAP」は、狩猟のわなという意味に「何気なく入った店でついつい買い物してしまうわなのような場所」という思いを込めた。芦久保さんは「この店にしかない、といった個性的なセレクトをしたい。アイテムの使い心地や銃の打ち味、弾の命中率などについても話ができる。『興味はあるけど』の先に皆さんを案内できれば」と話す。

 営業時間は平日=12時~19時、土曜・日曜・祝日=9時~18時。

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