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盛岡で「てつびんの学校」開講 県民に知ってほしい南部鉄器の魅力伝える

「てつびんの学校」ロゴマーク

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 「てつびんの学校」が11月22日、「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)で開講する。

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 「てつびんの学校」を企画・運営する「kanakeno(カナケノ)」は、南部鉄器の製造・販売を行う「タヤマスタジオ」が立ち上げたブランド。鉄瓶の販売を行うとともに、イベントなどを通じて南部鉄器の魅力を発信している。その中で、岩手県民・盛岡市民にとって身近な工芸品であることが詳しく知らない理由だと感じたという。

 担当者の高橋和氣さんは「私もkanakenoに携わり始めた頃は南部鉄器について知らないことが多く、少しずつその奥深さを知って行った」と話し、「私もそうだったが、身近な存在だからこそ知っている気になってしまいがち。県民や市民の皆さんにも知ってもらうことで、鉄器に興味を持ってもらいたい。そのためには知る機会が必要だと考えた」とも。

 「てつびんの学校」は、「明日から誰かに伝えたくなる」をコンセプトに、南部鉄器や鉄瓶の歴史、製造方法、400年にわたり受け継がれてきた技術と工夫などを全7回の講座を通して学ぶ。講師は「タヤマスタジオ」社長の田山貴紘さんと同社に所属する職人の熊谷俊さんが担当する。7回目の講座は修了式となり、主席卒業生には同ブランドの鉄瓶「さくらふぶき」、皆勤賞の参加者には鉄瓶の割引券、修了者には記念のピンバッジを贈呈する。

 高橋さんは「学校と題してはいるが、難しくなく楽しく学べる内容を考えているので、気軽に参加してもらいたい。参加した皆さんに南部鉄器好きになってもらうことはもちろんだが、学んだことを誰かに話してもらうことで鉄器好きを増やし、一緒に魅力をPRしていけたらうれしい」と呼び掛ける。

 開講時間は各回19時~20時30分。来年3月8日までの全7回。受講無料。申し込みは専用フォームから受け付ける。定員は15人。応募者多数の場合は抽選。締め切りは10月31日。

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