紫波で南部杜氏による「全国蔵元フェスティバル」 80種類以上の日本酒が集合

「おいしいお酒を思う存分楽しんで」と菅原さん

「おいしいお酒を思う存分楽しんで」と菅原さん

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 「ラ・フランス温泉館」(紫波町小屋敷)で7月7日、日本三大杜氏(とうじ)・南部杜氏による「全国蔵元フェスティバル」が開催される。

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 同イベントは今年で17回目を数える日本酒のイベント。紫波町は南部杜氏発祥の地としても知られ、同館では年に1度、紫波を始め全国の酒蔵で活躍する南部杜氏による日本酒が集まるイベントを行ってきた。県内外の日本酒好きから好評を受け、毎回前売りチケットが完売する人気ぶりだという。

 同館担当者の阿部幸司さんは「昨年来場した人から、『今年はいつなの?』と声を掛けられることもあった。口コミでのリピーターも毎年増えている」と話し、「日本酒という共通の趣味を持った皆さんが集まり、会場は和気あいあいとした雰囲気で、どんな銘柄がそろうか楽しみにされている方も多い」とも。

 今回は「第99回南部杜氏自醸清酒鑑評会」で上位入賞した日本酒、約80種類以上が全国各地から勢ぞろいする。参加者はおちょこを持って各ブースを飲み歩くことができるほか、紫波町産の食材を使ったお膳形式の料理も味わえる。当日は杜氏たちによる「南部酒屋唄」の披露や抽選会などのイベントも予定。出品される日本酒の中には鑑評会のためだけに醸造され、一般には流通していないものもあるという。

 同じく担当者の菅原真悦さんは「80種類となると一度では飲みきれない数。いろいろ飲み比べながら全国各地の南部杜氏による自慢の日本酒の中からお気に入りの銘柄を見つけてほしい。おいしい日本酒と料理を味わいに足を運んで」と呼び掛ける。

 開催時間は18時30分~21時。当日は無料送迎バスも運行する。完全前売り制で、チケットは5,700円(宿泊利用の場合6,000円増し)。ラ・フランス温泉館とホテル湯楽々(ゆらら)で取り扱うほか、電話(TEL 019-673-8555)での問い合わせにも対応する。定員は100人。

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