滝沢村で「気象学から学ぶ防災講座」開催-山の事故を専門知識で防ぐ

フラスコなどを使った実験を見ながら、気象学の基本を学ぶ参加者

フラスコなどを使った実験を見ながら、気象学の基本を学ぶ参加者

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 たきざわ自然情報センター(滝沢村鵜飼)で1月22日、「たきざわ自然情報センターガイド養成講座-気象学から学ぶ防災対策について-」が行われた。

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 同センターの管理員ほか一般の登山者など20人が参加した同講座では、岩手大学教育学部准教授の名越利幸さんと気象予報士の野田賢さんが気象の観点から見た防災について約2時間にわたって講義。登山者は経験則をバロメーターに山の中で行動することが多いことから、より論理的に気象学を知ることで、山の事故に遭わない知識を学んだ。

 参加者からは「新聞やテレビのニュースで一般に公表される天気は平地の天気で、登山では『高層天気図』から気象予測をすることが重要だと知った。しかも、高層天気図もインターネットで入手できると知って意外だった」など感想が聞かれた。

 今回が第1回目で、同村では今後山の防災意識を推進することから今後も同様の講座を開催する予定。

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