動物を擬人化した「元気の出る動物人形」展-盛岡キューブ2で東北初

東北初開催の「元気が出る人形展」

東北初開催の「元気が出る人形展」

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 かわとく壱番館キューブ店(盛岡市菜園1、TEL 019-652-9210)で11月26日より、人形作家の田辺ヒデキさんの個展「元気が出る人形展」が開催されている。

桃太郎と鬼が仲良く「和解」をイメージした大型の作品

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 田辺さんは、静岡県伊東市を拠点に活動する人形作家。木粉粘土を素材に、動物を擬人化した愛嬌(あいきょう)のある作風で、見た人に「元気を与える」作品が並ぶ。すべて一点一点が手作りで、トラが笑ったり、ネコが寝そべっていたり、酒に飲んだくれたり、人間らしい表情から全国にファンも多い。東北地域での個展は今回が初めて。

 以前はメジャーレーベルでロックバンドをしていたという田辺さん。30歳を過ぎたころに患った病気を期に、小さいころから思い描いていた人形作家の道を独学で歩み始めた。もともと芸術大学でデザインを学んだこともあり、作品づくりを始めて間もなく「第14回・ハンズ大賞」(東急ハンズ主催)で準グランプリを受賞。その後、トリックアートコンペ(奨励賞)、ひろしまナイト美術大賞を受賞するなど、多くの受賞歴を持つ。

 「見た人が『にやっ』としてくれれば、人形が生まれてきた意味がある」と田辺さん。三度の飯より人形作りが好きというが、展示会では必ず会場に立ち、「生みの親の責任として、作品がもらわれていくのを確認する」という。「人が疲れている時代だからこそ、この人形で元気になってほしい」(田辺さん)。

 作品の販売価格は3,150円からで、主な価格帯は1万円前後。

 営業時間は10時~19時。観覧無料。12月2日まで。

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