9月の「盛岡秋まつり 山車行事」で運行する盛岡山車の装飾に使う「小桜」の小学生向け製作体験会が7月25日、都南図書館(盛岡市永井)で開催される。
同体験会は、都南図書館の開館30周年記念事業の一つとして企画された。同館がある都南地区では、今年の盛岡秋まつりに初めて山車を出そうと市消防団第21分団などが中心となって「見前組」を発足。同じ地区にある施設として、初めての山車運行を一緒に盛り上げようと考えたという。
同館担当者の田村信昭さんは「都南地区からの山車運行は悲願だったと聞いている。図書館らしくない企画かもしれないが、これまでもユニークな企画や展示をやってきたのがうちの強みでもある。地域に根付く施設として、祭りの盛り上げに貢献したい」と話す。
館長の小國渉さんが「南部火消伝統保存会山車部会長」を務めていることも企画のきっかけになった。体験会では講師も担当する。小國さんは「同じ都南地区で、初めての山車参加と開館30周年で互いに記念の年になる。何か一緒に記念になることをできないかと、山車に使う装飾の製作体験ができないかと提案した」と話す。
今回製作する「小桜」は桜の花を模した装飾で、山車を華やかに飾る造花の一つ。花の形にした和紙の中心を染料で薄紅色に染め、その和紙を5枚貼り合わせて作る。体験会では和紙を貼り合わせる作業を行う。5枚のうち1枚を土台にし、4枚を折り畳んで花びらのように貼り付けて完成。作った小桜は実際に見前組の山車の装飾に使う。
小國さんは「盛岡山車は古くから伝わってきたもの。山車を飾る、自分で作るというところで小学生の皆さんに関わってもらい、この先の未来に伝統文化を引き継ぐきっかけになれば」と呼びかける。
開催時間は10時~11時30分。対象は市内の小学3年生~6年生。参加無料。定員は30人。参加申し込みは電話または都南図書館1階事務室で先着順に受け付ける。申し込み期間は7月10日まで、各日10時~16時。月曜休館。