盛岡のキッズカフェ、「事業終了」で閉店フェア-店内備品販売も

開店時の「キッズカフェ モーグ」

開店時の「キッズカフェ モーグ」

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 盛岡市で現代版家守事業を手がける「MORIOKA3rings」(盛岡市菜園2)は中心市街地の活性化モデル事業として運営してきた「キッズカフェ モーグ」(菜園1)を2月28日、事業の終了を受けて閉店する。

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 同カフェは「平成20年度・地方の元気再生事業」(内閣府)に採択され、約2,300万円の助成金を受ける形で昨年10月にオープン。幼い子どもを抱える母親世代を菜園地域に呼び込むことなどを目的に、地域で採れた食材を使った食事を提供しながら、「安心で安全」な遊べる空間を提供してきた。

 最終週となる同24日からは、「さよならモーグフェア」と題して食事のセットメニューを全品200円割り引くほか、人気だったベーグルサンドを300円(1人2個まで)で提供。10人限定で「フラワーアレンジメント教室」を無料で毎日開催する。

 また、最終日となる同28日15時からは「FINAL MARKET」として、店内で使用した遊具や絵本、ぬいぐるみ、キッズ用いすなどを「放出価格」で格安に販売する。

 企画した同社の岡崎正信さんは「週末の土日にそれぞれ50人を集客するなど、当初目標としていた数字はほぼクリアした。ただ、思いのほか平日の来店者が多く、中心市街地に住む人よりも、むしろ遠くからクルマで来る客が多かったのには驚いた。カフェを運営するのは初めてだったが、実際にやってみないとわからないことは多い」と振り返る。

 同事業は今年度の成果を踏まえ、来年度も継続を目指す。事業内容については未公表。

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