盛岡・菜園に複合型「キッズカフェ」-中心市街地への集客狙う

平日の午後は盛岡社会福祉専門学校の生徒が子どもたちの面倒を見る

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 盛岡の百貨店・パルクアベニューカワトク(盛岡市菜園1)前に10月1日、「キッズカフェ モーグ」がオープンした。

「キッズカフェ モーグ」のオープニングセレモニーの様子

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 同店は、内閣府が実施する「地方の元気再生事業」に採用された「盛岡土産土法プロジェクト」事業で、遊休不動産の利活用を目的とした家守事業を手がける「morioka3rings」(モリオカスリーリングス)が運営する。子どもを自由に遊ばせることができる「キッズルーム」を併設した複合カフェのスタイルで、主婦を中心としたファミリー層の入れ込みを狙う。

 白を基調とした店内には、カフェスペースのほかに、産地直売コーナーも用意。紫波町の産直施設「あぐり志和」の新鮮野菜を販売するほか、スタッフが手作りする洋服やバッグなどのクラフトアイテムも販売する。

 店内に備えられたテーブルといすは川目木工(川目)のオリジナル商品で、子どもがけがをしないように角を丸くするなど安全に配慮した。家具のほか観葉植物など、店内に置かれる品はすべて販売も行う。

 食事は「ベーグル」(420円)、「ひっつみ汁」(440円)、日替わりの「土産土汁」(440円)をメーンに、おにぎりやパスタ類も用意。スイーツには洋風にアレンジした「がんづき」(380円)などを提供する。

 同社の岡崎正信さんは「この街に人が集まる仕掛けと新しいビジネス(カフェや物品の展示販売)が創出されることを同時に狙った。この街に来るきっかけにしてほしい」と新たな試みに期待を寄せる。集客については、「もっとも人が集まらないことが予想される2月に、土曜・日曜で50人ずつが目標」(同)とも。

 今後は、元力士による「ちゃんこ鍋パーティー」や日本女子バレーの選手を招いたイベントも予定する。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。2009年2月28日まで期間限定で営業する。

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