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盛岡にまつわる映画と本がテーマのイベント 今回は映画館と書店を主役に

盛岡の映画館についてイラストで紹介するパネル

盛岡の映画館についてイラストで紹介するパネル

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 盛岡市の関係人口交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」(盛岡市菜園1)で9月30日から、盛岡にまつわる映画と本をテーマにしたイベント「MORIOKA CINEMAS and BOOKS」が開かれている。

市内の書店の個性や特徴をイラストで表現したパネル

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 「盛岡ブランド市民推進委員会」が主催。盛岡の映画や本に関連する展示、映画の上映、市内の書店による展示販売、トークセッションなどを行う。

 今年2月に初開催し、トークセッションの時間帯を中心に会場がいっぱいになるほどの来場者が訪れ、熱気のあるイベントとなった。開催日が1日だけだったことを惜しむ声も多く、2回目となる今回は展示の期間を約1カ月間に設定し、最終日に当たる10月29日にトークセッションや上映会などを行う。

 今回は盛岡の映画館と書店を「主役」に据える。展示編では、市内にある映画館と書店についてイラストで紹介するパネル展や、盛岡で本に関わる仕事や催しに取り組む人の本棚を再現した「本の人の本棚」、「みちのく国際ミステリー映画祭」のパンフレットなど映画にまつわる古い資料を並べる「プレイバック・シネマストリート」の3つのコーナーを作り、映画館と書店が持つ特徴や個性、歴史に触れる。

 10月29日には、東山堂書店、さわや書店、pono books & time、BOOKNERD(ブックナード)、書肆(しょし)みず盛りの5つの書店が出店する「POP-UPブックストアズ」、市内の映画館で見ることができる映画の全チラシ展示のほか、2つの映画の無料上映会と2つのトークセッションを行う。

 上映作品は、ミニシアターを舞台にした群像劇「銀平町シネマブルース」、小さな書店の日常を写すドキュメンタリー「まちの本屋」で、それぞれ上映後にトークセッションを行う。「銀平町シネマブルース」上映後は、盛岡在住の映画プロデューサー・アダム・トレルさんと、宮古市で映画の上映会「シネマ・デ・アエル」を立ち上げた有坂民夫さんが登壇する「CINEMASトーク」。「まちの本屋」の上映後は、「BOOKSトーク」と題して、作家のくどうれいんさん、「BOOKNERD」の店主・早坂大輔さん、絵はんこ作家でエッセイストのあまのさくやさんが登壇する。

 イベントの運営を担う「盛岡という星で BASE STATION 運営協議会」の八重樫裕さんは「市内の書店の個性を生かした出店や、映画館の魅力と歴史が伝わる展示など、映画館と書店のどちらもカバーできるイベントとなっている。盛岡は多くの映画と本が集まる土壌であることを体感してもらえれば。人との出会い、作品との出合いを楽しんで」と呼びかける。

 開催時間は10時~19時。入場無料。10月29日のタイムスケジュールはウェブサイトに記載する。上映会とトークセッションは専用フォームで予約が必要。

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