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岩手県外在住者に「盛岡という星で」小冊子配布 暮らしの視点で魅力伝える

特別配布を知らせるインスタグラムの投稿

特別配布を知らせるインスタグラムの投稿

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 盛岡市による関係人口・交流人口拡大などを目的としたプロジェクト「盛岡という星で」が現在、米国のニューヨーク・タイムズ(電子版)が発表した「2023年に行くべき52カ所」の一つに盛岡が選出されたことを記念し、岩手県外在住者へプロジェクトで過去に発行した冊子を配布している。

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 同プロジェクトは2018(平成30)年に開始。盛岡と継続的な関わりを持つ「関係人口」に重点を置き、盛岡を一つの小さな丸い星に見立てて、SNSを活用した情報発信やイベントの開催、交流拠点の開設などに取り組んできた。プロジェクトを総括する市都市戦略室の職員の元にも、人づてや地元紙の報道で「2023年に行くべき52カ所」に選出されたという話題が届いたという。

 担当者の阿部牧子さんは「まずは驚いた。ニューヨーク・タイムズの記事を読んでみると、観光的な部分だけではなく盛岡の暮らしに着目していることが分かり、市民や事業者の皆さんが温め続けた盛岡らしさが評価されたんだと感じている」と喜び、「ようやく盛岡が日の目を浴びる」と笑顔を見せる。

 プロジェクトのSNSでは盛岡の日常的な側面を取り上げ、若い世代も意識した情報発信を続けてきた。当初は市が行う事業であることを前面に出さず、フォトエッセー形式の投稿が反響を呼んだ。「日常的な過ごしやすさというのを若い人に理解してもらうのは少し難しい」と阿部さん。「だから伝えないのではなく、伝えていくうちに『良い街だ』と思ってもらえる瞬間が来るのだと思っている」と話す。

 今回はプロジェクトで発行した4冊の小冊子のうち、1冊を県外在住の希望者へ配布する。ラインアップは、SNSで発信したコンテンツを中心に書き下ろしの記事をまとめた「ビジュアルブック」3冊と、SNSコンテンツの解説や交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」などプロジェクトについてまとめた「ガイドブック」1冊。希望者はプロジェクト特設ウェブサイトの申し込みフォームからアンケートに回答して申し込む。

 1月20日に受け付けを始めると、一晩で200人を超える申し込みがあった。最初はプロジェクトを知っている人からの申し込みが多かったが、だんだんと知らない人からの申し込みも増え、年齢層も幅広いという。

 阿部さんは「観光名所を紹介しているわけではないが、盛岡という街の空気感や有名なスポットとは違う魅力が分かる内容になっていると思う。いつか盛岡を訪れて、ここでしか感じられない体験をしてもらいたい」と呼びかける。

 受け付けは3月31日まで(状況によっては早期終了する場合がある)。

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