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盛岡市が生理用品の無料配布をスタート 支援機関や相談窓口の周知につなげて

配布窓口になっている「もりおか女性センター」。女性が抱えるさまざまな悩みの相談にも応じる

配布窓口になっている「もりおか女性センター」。女性が抱えるさまざまな悩みの相談にも応じる

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 盛岡市は現在、コロナ禍における女性支援事業の一環として、生理用品の無料配布を行っている。

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 コロナ禍の影響により、経済的な理由などで生理用品の購入を控える「生理の貧困」が全国的に問題となる中、市は4月30日から「もりおか女性センター」(盛岡市中ノ橋通1)で生理用品の無料配布を開始。生活や仕事、家庭などでさまざまな不安や困難を抱える女性が、新型コロナウイルス感染症の拡大によってより厳しい状況に置かれていることを受け、各種相談窓口を周知するといった包括的な支援につなげる取り組みとして実施している。

 配布しているのは昼用ナプキン1パック(22枚入り)と夜用ナプキン1パック(10枚入り)のセット。生理用品の配布だけではなく、窓口を紹介することで女性が抱える悩みの相談へつなげるため、セットの中には窓口を案内するチラシも同封する。

 「もりおか女性センター」では、ツイッターアカウントやホームページを通じて配布の開始を告知。生理用品の受け取りだけの場合は事前の連絡などは必要なく、直接センターを訪れ、窓口で職員に申し出る形になる。少しでも利用者の負担を減らすため、生理用品を受け取った人へは専用のカードを渡し、次回以降はそのカードを提示することでスムーズに受け取りができるような工夫も取り入れた。

 同センターの担当者は「SNSでの告知もおおむね好反応で、少しずつ取り組みが広まっているように感じる」と話す。同センターでは専門の職員が女性からの相談に対応し、相談については予約制で秘密厳守、電話または面談で行い費用はかからない。「生理用品の配布をきっかけに始めてセンターに来る人も多い。まだまだ認知されていない」と担当者。「ここを知ってもらい、経済的な困窮以外のことはもちろん、さまざまな相談につながればと思う。こういう制度があるという紹介もできるので、根本的な解決のきっかけや何らかの手だてになれば」と呼び掛ける。

 5月中旬からは市子ども青少年課、市内子ども食堂、認定NPO法人インクルいわてでも生理用品の無料配布を開始。子ども青少年課では女性相談も受け付ける。生理用品の配布については「もりおか女性センター」以外の窓口では配布対象者を限定し、市子ども青年課は女性相談利用者、インクル岩手は食糧支援を受ける人、子ども食堂も食堂利用者が対象となっている。

 もりおか女性センターの開館時間は9時~21時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。第2火曜休館。コロナ禍における女性支援事業に関する問い合わせは盛岡市市民協働推進課男女共同参画推進室(TEL 019-626-7525)まで。

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