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盛岡の動物園にシマウマの赤ちゃん誕生 名前は「ラッキー」

お母さんの「キララ」にぴったりと寄り添う「ラッキー」

お母さんの「キララ」にぴったりと寄り添う「ラッキー」

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 盛岡市動物公園(盛岡市新庄)で8月6日、グレビーシマウマの赤ちゃんが誕生し、名前は「ラッキー」に決まった。

シマウマのラッキー、お母さんからミルクを飲む姿も

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 「グレビーシマウマ」はシマウマの中では最も体が大きく、細かなしま模様と丸く大きな耳が特徴。野生では毛皮目的の乱獲や生息環境の破壊などにより個体数が減少し、現在残っているのは2000頭から2500頭のみだという。日本国内では同園を含め8園で22頭が飼育され、同園が東北唯一の飼育施設。希少種として動物園間で連携しながら繁殖に取り組んでいる。

 シマウマの赤ちゃんは6日の夜に誕生。体重は42.1キロで標準的な大きさだという。父親は「ラガー」、母親は「キララ」で、生後20分ほどで立ち上がると1時間半ほどで母乳を飲み始めた。母子ともに健康で、キララの面倒見がよく順調に育ち、寄り添いながら歩く姿も見られる。11日から公開を開始すると、かわいらしい赤ちゃんを見に多くの来園者が集まった。屋外の飼育場に出ると、隣の飼育場にいるキリンの「リンタ」も赤ちゃんを気にするような様子を見せるという。

 一般公募で赤ちゃんの愛称を募集すると、19日までの期間中に1500票を超える応募があり、その中でも最も投票数が多かった「ラッキー」に決定。父親「ラガー」、母親「キララ」から1文字ずつ取った愛称となった。

 現在も屋外飼育場で外に出る練習を続けているが、暑さなどの天候状況に合わせて屋内展示に切り替えているという。同園の担当者は「動物の成長は早くどんどん大きくなる。赤ちゃんのかわいらしい様子が見られるのは今の時期だけなので、たくさん会いに来て温かく見守ってほしい。この機会に希少な動物の存在も知って」と呼び掛ける。

 開園時間は9時30分~16時30分。入園料は高校生以上=500円、中学生以下と65歳以上の盛岡市民は無料。水曜休園。

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