矢巾町が現在、町内の観光名所「煙山ひまわりパーク」の景観を未来につなぐプロジェクトを進めている。
「煙山ひまわりパーク」は町を代表する観光スポット。1.6ヘクタールの圃場に約20万本のヒマワリが咲く。2003(平成15)年の開園時は約2万本だったが、徐々に規模を広げてきた。2025年度からはフォトスポットの設置や、キッチンカーの出店、夜間でも楽しめるライトアップの設置など、新たな試みにも取り組み、毎年お盆時期に見頃を迎えると多くの人が訪れる。昨年はヒマワリの開花後、約2万5000人が来場した。
現在は地元農家の協力の下でヒマワリを育成しているが、近年の物価高騰の影響により、ヒマワリの種や整備・管理費用が増加。運営が厳しい状況となっている。プロジェクトでは、「煙山ひまわりパークを未来につなぎたい」をという町の思いを多くの人に伝えながら支援を得る方法として、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング」を通じて寄付を募ることとした。
目標金額は100万円。集まった寄付金は、ヒマワリの種や植栽の栽培管理費、イルミネーション設置費、仮設トイレの設置費、ヒマワリ畑を見渡す見晴台へのスロープ設置費などに使う。
今年のヒマワリは種まきが終わったところで、今後の育成状況は町のホームページや煙山ひまわりパークのインスタグラムで発信する。
町産業観光課の担当者は「岩手に帰省する皆さんや夏休みを利用して遊びに来てくれる皆さんを、満開のヒマワリが元気に迎えてきてくれた。多くの人の思い出になっているこの景色を未来に残し続けたい。地元農家の皆さんが農繁期の忙しい合間に育ててくれている。取り組みを継続し、矢巾のヒマワリをもっと元気に、美しく咲かせ、これからも皆さんに笑顔を届けられるように、支援をお願いしたい」と呼びかける。
寄付はふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディング専用ページで8月26日まで受け付ける。