盛岡市所蔵美術品展「馬っこ」が現在、もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町)で開かれている。
同館では、2021年から定期的に市が所蔵する美術品を展示している。市は郷土の作家や盛岡にゆかりある作家の作品をはじめ数多くの美術品を所蔵しているが、展示する機会は少ないという。そこで、多くの人に見てもらおうと同館の展示コーナーを活用し、市との共催で所蔵美術品の企画展示を行っている。
今回のテーマ「馬っこ」は、今年の干支(えと)が「午(うま)」であることに加え、滝沢市から盛岡市まで馬が行進する伝統行事「チャグチャグ馬コ(うまっこ)」の開催日と重なることから決めた。同館担当者の村岡初江さんは「盛岡で馬といえば、やはりチャグチャグ馬コ。この時期のテーマにするなら馬がぴったりだろうと考えていた」と話す。
今回は盛岡市神子田町出身の澤田哲郎、一関市出身の舞田文雄、兵庫県出身の和田三造の作品、計7点を展示。馬の姿を描いた油彩画や、ひづめを調整する「蹄鉄工」の姿を描いた職業人物画、チャグチャグ馬コを題材にした作品などが並ぶ。
村岡さんは「馬という1つの題材でも、さまざまな表現、視点がある。チャグチャグ馬コのゴールになっている盛岡八幡宮からもりおか町家物語館まで歩くと、ちょうどいい散歩コースになるので、チャグチャグ馬コに合わせて見に来てもらいたい」と話す。
開場時間は9時~19時(最終入場18時30分)。観覧無料。第4火曜休館。6月28日まで。