盛岡のインテリア雑貨店で「地元工芸作家5人展」-5周年で初企画

店内の中心に設けられた作品展のコーナー

店内の中心に設けられた作品展のコーナー

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 盛岡のインテリア雑貨店「ROOM DESIGN」(盛岡市本宮字小幅、TEL 019-656-4100)で9月6日より、地元の工芸作家による作品展「北の匠の五人展」が開催されている。

リサイクルガラスを使ったエコなガラス作品も出品

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 同展は岩手や秋田など、北国を拠点に制作活動を続ける工芸作家5人の企画展。同店が開店5周年を記念して初めて企画した。

 今回、作品を出品する「陶來(とうらい)」(滝沢村)は愛媛県で10年間修行した後に岩手にで独立した「磁気」の工房。繊細で温かみのある磁気の器を展示する。

 秋田県から参加する「星耕硝子工房」(秋田県大仙市)は、割れたガラスなどを再利用したリサイクルガラスで作るグラスや器を出品。そのほか、伝統工芸士が作る漆器の「漆工房 朱楽(あけら)」(滝沢村)、陶器で作る幻想的なランプシェードの「早池峰焼 星工房」(花巻市)、とんぼ玉の「玉もたり」(滝沢村)の計5作家が参加する。

 作品展を企画した同店の長沼岳彦さんは「これまで都会的な家具やインテリア雑貨などファクトリーメードを中心に取り扱ってきたが、改めて地元の作家さんらの工房を訪ねてみると、とても魅力的な作品があることに気づかされた。どれも手作りで温かいものばかり。普段使いで日常の生活の中に取り込んでほしい」と話している。「一点物の工芸品は高いというイメージがあるかもしれないが、価格は比較的リーズナブル」とも。作品はすべて販売する。

 営業時間は10時30分~20時。今月15日まで。14日には、「陶來」による実演制作も行う。時間は13時~17時。

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