盛岡・大通商店街で「神輿祭」-県内外から担ぎ衆2,000人参加

大通商店街で行われた祭の様子。女性の担ぎ手も見られた

大通商店街で行われた祭の様子。女性の担ぎ手も見られた

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 「大盛岡神輿祭」が6月1日、盛岡市の大通商店街で行われた。県内外から大勢のみこし担ぎ衆が集まり、会場はにぎわいを見せた。

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 今年で20回目を迎える同祭は、県内外から62団体、総勢約2,000人の参加者。担ぎ衆は遠くは首都圏から、中には威勢のいい女性の姿も見られた。

 同祭には合計15基のみこしが登場し、「大人みこし」12基、大人に混じって子どもたちが担ぐ「子どもみこし」2基、一般参加用のみこし1基が用意された。

 みこしは中ノ橋の中津川べりをスタートし、大通商店街を往復。時折小雨の降る肌寒い中、担ぎ衆らは約4時間にわたって威勢よくみこしを担ぎ練り歩いた。

 同祭は、縁日や商店街の祭が小規模になりつつあることから、みこし文化を次の世代に伝えることを目的に、約30年前に「盛岡神輿協議会」を立ち上げたことがきっかけ。その後、同祭は1989年に盛岡市の市制100周年を記念に開催されて以来、毎年6月の第1週に行われている。

 実行委員長の鈴木稔さんは「みこしを担ぐことで、地域に人のつながりと活気が生まれることが大きな魅力。その団結心や達成感を若い人にも感じてほしい」と話している。

 同実行委員会は、同祭の開催20周年の節目として、今年5月下旬に「半纏(はんてん)若衆クリーン作戦」を実施。「祭が20年を迎えて、目に見える形で地域貢献をしよう」と、盛岡駅から大通商店街にかけて大がかりな街の清掃活動を実施した。

 今後について、鈴木さんは「奇抜なことはせず、肩ひじ張らずに残せる文化を残していきたい」と話している。

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